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- 00:09 〜 笠原先生自己紹介
- 00:27 〜 用語について
- 02:00 〜 歯の発生について
- 04:30 〜 副根管の発生率について
- 07:31 〜 根尖部の形成について
- 10:02 〜 副根管の対応はどの様にするべきか?
- 10:10 〜 山田雅司先生自己紹介
- 10:23 〜 副根管とは?
- 11:03 〜 副根管の臨床的問題とは?
- 12:14 〜 抜髄根管では?
- 13:00 〜 感染根管では?
- 13:46 〜 副根管はどう対応すべきか?
- 14:00 〜 1.副根管の感染をどの様に診断するか?
- 14:12 〜 ⑴副根管の解剖を知る
- 15:43 〜 ⑵感染を伴った副根管の画像診断
- 16:16 〜 歯根側方病変の画像分類
- 19:04 〜 2.副根管が感染したらどのように対応するか
- 19:10 〜 ⑴適切な対応法は?
- 20:40 〜 副根管の対応を留意すべき部位は?
- 21:54 〜 効率よく根尖部をデブライドメントするには?
- 22:55 〜 根管貼薬は?
- 23:43 〜 効率よく細菌を減らすためには?
- 25:11 〜 適切な治療回数は?
- 26:28 〜 副根管を根管充填する必要はあるのか?
- 27:51 〜 副根管に対する根管治療まとめ
- 28:35 〜 ⑵大きな服根管を有する場合は?
- 30:29 〜 副根管が根尖側に存在する場合の対応
- 32:27 〜 副根管が根管中央以上に存在する場合
- 34:10 〜 非外科的歯内療法の症例
- 37:36 〜 通法の根管治療では治癒が得られないのか?
- 39:40 〜 外科的歯内療法の症例
- 42:00 〜 大きな服根管の対応まとめ
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副根管の対応について、組織・発生学の笠原典夫先生と歯内療法専門医の山田雅司先生にご登壇頂きます。
まずは副根管がどのようにできるか、歯の組織・発生から見ていきましょう。
歯の発生は、胎生12週に顔面に発生する歯蕾の歯冠部石灰化から始まり、棒状期に歯根の石灰化が始まると、ヘルトヴィッヒ上皮鞘から象牙質と歯髄に分化していきます。
ですが、根尖付近になるとヘルトヴィッヒ上皮鞘が屈曲し、象牙芽細胞の石灰化が活発になり、粒状の象牙質が根の成長と共に長く伸び、副根管が出来ると考えられています。
歯種によって差はありますが、約30~80%の発生率を誇る副根管の詳細は動画でご確認ください。
では、副根管の対応はどのように治療するのでしょうか。
副根管は術前のレントゲンエックス線画像ではなかなか発見出来ず、CBCTやマイクロスコープでやっと見つかる事があります。
しかし、抜髄根管では、副根管の細菌感染は少ないとされており、対応の必要性は少ないようです。
問題は感染根管で、細菌感染を伴った副根管は、機械的拡大や洗浄液から逃れやすく対応が困難ですが、再根管治療が必要です。
それでは、日本人に多い副根管の解剖をおさらいして、画像診断をしましょう。
歯根側方病変の画像分類、診断の流れを動画で見ておきましょう。
診断が出来たら、感染副根管への対応を解説します。
未処置の根管があっても、通常の根管治療が行われていれば感染もなく、特に対応する必要がありませんが、それには根尖側3mmの根尖領域を、機械的拡大や洗浄、貼薬にてデブライドメントが重要になります。
効率良く細菌を減らすために、必要な拡大号数、根管洗浄、貼薬で何を使用するか、また治療回数等。動画でご確認ください。
さらに、副根管に根管充填する必要があるのか?
について、興味深い見解がありますので、こちらもぜひ参考にしてください。
さて、太い副根管に対しては、根尖側にある場合と根管中央以上にある場合で対応が異なります。
副根管が根尖側にある場合は、非外科的歯内療法や、歯根端切除術等、外科的歯内療法で対応出来ますが、根中央以上にある場合だと、外科的歯内療法では根の長さを確保できないため、非外科的歯内療法のみの対応となります。
非外科的歯内療法、外科的歯内療法の症例も、ぜひご覧ください。
歯内療法は、歯科治療の中でも成功率が低く、治療のハードルの高い領域です。
この動画を見て、苦手意識を克服しませんか。
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