Doctorbook academy

  • 歯周治療の成功を左右するのは、術者の技術だけではありません。患者さん自身が口腔衛生習慣を身につけ、継続できるかどうかも極めて重要な要素です。

    本講演では、日本歯周病学会認定歯科衛生士の清水さんが、実際の症例をもとに歯周基本治療における患者教育と行動変容へのアプローチについて解説します。

    症例では、高いPCRとBOPを有する患者さんに対し、歯ブラシ・ワンタフトブラシ・歯間ブラシなどを段階的に導入しながら、口腔衛生習慣の定着を目指しました。特に注目したいのは「習慣化」という視点です。人が新しい行動を習慣化するまでに必要な期間を考慮しながら、無理なく継続できる目標設定とフォローアップを実践しています。
    また、口腔内写真やチャートを活用した情報提供、自宅でも振り返ることができるオリジナル資料の作成、QRコードを活用したブラッシング動画の提供など、患者さんが継続して取り組める工夫も紹介されています。
    結果として、PCRは大幅に改善し、歯周ポケットやBOPも良好な状態へと変化。患者さん自身の努力がどのように治療結果へ結びついていくのかを具体的に学ぶことができます。
    歯周基本治療の本質である「患者さんとともに治療を進める」という考え方を再確認できる講演です。OHIに悩む歯科衛生士はもちろん、患者教育の質を高めたい歯科医師にもおすすめの内容です。

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