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フロッシング (全6回)

患者さんの特徴に合わせたフロスの選び方と、実践で見るフロスの操作方法について

  • 01. フロスの選び方 その1 01:55

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    ・フロス選びのポイント
    ・ホルダータイプの種類と特徴

    【おさらい】
    [フロッシングを行う時に大切なこと]
    ・コンタクトプラークをしっかりと取り除くこと
    ・患者さんの不快感なく施術を受けていただくこと

    ◇フロスを選ぶために必要なこと=フロスの特徴を知ること
    ・医院にあるフロスの種類を知る
    ・なぜそのフロスを使用しているのかを知る

    ◇フロスの特徴
    [フォルダー付き]
    ・半月状(F字状):ドラッグストアなどで安価で購入できる。前歯には使用しやすいが、臼歯部では粘膜排除が難しい。歯科医院のケアには使用しづらい。
    ・Y字状:臼歯部に使用する際、患者さんに大きな口を開けていただかなくても使用できる。顎関節症など、開口障害のある患者さんに適している。

    [フォルダー無し・手巻き]
    ・コンタクトケア後に引き抜くことができるので充填物や補綴物の多い患者さんに適している。

  • 02. フロスの選び方 その2 02:25

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    ・手巻きフロスの種類と特徴
    ・ワックスタイプ、アンワックスタイプについて
    ・エクスパンドフロスとは?
    ・口腔内に合わせたフロスの選択


    【おさらい】
    ◇手巻きフロスの種類
    [ワックス無し]
    ・プラークの除去率が高い
    ・フロッシング中にコンタクトカリエスや歯石などに引っかかることで、感知することができる→引っかかってフロスが切れる場合は業務記録に記載し、経過観察を行う

    [ワックス有り]
    ・滑りが良いため、コンタクトがきつめな方や、引っかかりがある補綴周辺などのケアに適している
    ・ワックス量はメーカーごとに差がある

    [エクスパンドタイプ]
    ・唾液によってフィラメントが膨らみ、プラークを絡め取る
    ・歯肉に痛みを感じやすい患者さんに適している
    ・フィラメントが柔らかいフロスは歯肉溝内の細菌除去に適している

    [その他のフロス]
    ・幅の広いフロス:露出した根面や、ハードプラークの除去に適している
    ・フッ素加工しているフロス
    ・ブリッジやインプラントに適したフロス

    ※患者さんの口腔内の状況に応じてフロスを選択できるようになると、診断のために、そして効果的な細菌除去のための有効な道具になる

  • 03. フロスの長さと基本の持ち方 03:04

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    ・口腔内状態に合わせたフロスの長さ
    ・操作性の良いフロスの持ち方


    【おさらい】
    ◇フロスの長さ
    ・約40cm(指先から肘までを目安に計測)
    ※口腔内の状況に応じて長さを調整し、無駄がないように準備する
    ・患者さん自身でフロスを丁寧にされている方や欠損歯が多い方・ブリッジの方などは短めに
    ・コンタクトプラークが多い方の場合は2本用意する
    ・ケアの途中に汚れたグローブのままフロスを出すことのないように、事前に準備する習慣をつける

    ◇フロスの持ち方
    ①左手中指に、フロスの端を軽く1回〜2回巻きつける(左手に巻き取りながら使用していくできるだけ無駄が出ないように巻く)
    ②巻き終えたら、巻き終わりを親指で押さえます(あまりきつく巻かずに、遊びを持たせた方が、指が痛くならず操作しやすい)
    ③反対側のフロスを右手中指に軽く巻く(長めに切った場合は中指に巻きつける時間を減らすために中指と薬指に巻き取る。中指が痛くなりやすい方も、2本の指に巻きつけることで痛みが出にくく操作しやすくなる。)
    ④左右の指の間に張った糸の長さがおよそ10センチのところまで巻き取る
    ※巻いている糸を少し緩め、遊びを作ることでフロッシングが行いやすくなります
    ⑤人差し指を添えて操作する

  • 04. フロスの操作方法 01:03

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    ・効果的なプラーク除去ができるフロスの操作方法
    ・側方圧をかけやすい指の使い分け

    【おさらい】
    ◇全顎のフロッシングを行いやすくする操作方法
    (基本は左右の人差し指で操作する)
    ・左側の遠心:右手の人差し指と左手の親指で操作する
    ・右側の遠心:右手の親指と左手の人差し指で行う

  • 05. 歯肉溝への挿入 その1 02:19

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    ・楽な体勢で行えるフロッシングの患者ポジションと術者ポジション
    ・違和感を与えないフロッシング時の頬粘膜排除
    ・フロスの挿入方法と動かし方のポイント
    ・嘔吐反射がある患者さんへの対応のヒント


    【おさらい】
    ・術者ポジション:11時で足は6時
    ・患者さんの高さ:低め ※左右の肩が上がらないポジションで行う
    ・患者さんの開口量:2指分
    ・フロスの操作:左右ともに人差し指
    ・指の間隔:フロスが1cm程度になる状態

    [左下67間]
    ・左手人差し指で頬粘膜を排除し、左下6、7間にフロスをおく
    ・しっかりとフロスを張った状態でスライドさせながらコンタクトポイントを通過させる
    ・コンタクトポイントを通過したら、左右の指の幅を広げ、フロスを長めに持つ
    ・力を抜いて左下6の遠心の歯肉溝にそうっと入れてスライドさせ、プラークを除去する
     ※左下7近心、舌に触れることで嘔吐反射が起こる場合:エキスプローラーや歯間ブラシでプラークを除去する

  • 06. 歯肉溝への挿入 その2 02:29

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    ・歯肉溝内のフロッシング
    ・痛くないフロッシングのポイント

    【おさらい】
    [左下56間]
    ・左右の人差し指でフロスを持ち、指の間隔を1cm程度にする
    ・左下56間にフロスをおく
    ・しっかりとフロスを張った状態でスライドさせながらコンタクトポイントを通過させる
    ・コンタクトポイントを通過したら、左右の指の幅を広げ、フロスを長めに持つ
    ・力を抜いて左下6近心の歯肉溝にそうっと入れてスライドさせ、プラークを除去する
    ・同じ要領で左下5遠心の歯肉溝のプラークを除去する

    [左下45間]
    ・左下56間の操作と同様に行う

    [左下34間]
    ※左手の人差し指を親指に変えると操作しやすい
    ・右手の人差し指と左手の親指で左下45間の操作と同様に行う

    [歯肉溝への挿入]
    ・フロスを持つ指の間隔を1cm程にし、糸を張った状態でコンタクトポイントへ挿入する
     ※糸はスライドさせると挿入しやすい
    ・コンタクトポイントを通過したら指の力を抜き、張っていた糸を緩めてあそびを持たせてから歯肉溝へ挿入する
    ・歯肉溝内に入れたフロスをゆっくりとスライドさせプラークを除去する

このプログラムの受講状況
全体進捗
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試験結果

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