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「治らない根管」 の考え方と対応法③ 〜かかりつけ医が実践する歯内療法のアプローチ〜 上顎大臼歯編

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スペシャル

「治らない根管」 の考え方と対応法③ 〜かかりつけ医が実践する歯内療法のアプローチ〜 上顎大臼歯編

概要

『かかりつけ医が実践する歯内療法へのアプローチ』シリーズ第3回は、上顎大臼歯のマイクロエンドを徹底解説します。

まず根管治療の基本原則を再確認していきます。
根尖孔から2~3mmに細菌が集中するため、ありとあらゆる根管口の完全封鎖が成功の鍵となります。根管内由来の残存感染源、特に未治療根管への対応では、マイクロエンドが威力を発揮します。松田敦至先生考案の「RAPT法」なら、狭窄・湾曲根管の穿通が劇的に改善されます。

上顎大臼歯治療で最も見逃しやすいMB2(近心頬側根2根管目)。
実はMB2は治療しなくても治癒するケースがあります。動画では治癒パターンを詳細解説していますので必見です。治療が必要なMB2探索には、CBCTとマイクロスコープの併用が効果的です。
近年話題のVR技術による根管探索も、ご紹介いただきました。

もう一つの感染源であるイスマス(根管間を繋ぐ通路)は、根尖孔から3~5mm付近に存在し、特別な器具と技術が必要です。松田敦至先生愛用の道具も詳しくご紹介いただきましたので、ぜひ参考になさってください。

続いて、症例を見ていきます。

最初の症例はMB2未処置でイスマスに根管充填材が入り込んでしまった症例です。
MB2を拡大することで、合流部につまった充填材がでてきました。

次の症例はフィン=根管の形状が側面に細く延びている状態がある症例です。
フィンは非常に細いため、マイクロエキスカを使用して丁寧に充填材を除去します。

次は、根管が極端に狭窄している症例です。
イスマスが点であるか面であるかで、切削の方法が変わり、その判断はとても難しそうです。

続いて、主根管がMB2だった4症例です。
MB1は弯曲やレッジ=段差が強くて尖通が難しく、MB2から容易にアクセスすることができました。
4症例目はMB2にもレッジがあり、1-2間に根管がありました。
開かない根管には、他に主根管がある等、必ず理由があります。

次は、パーフォレーションを起こしていた症例です。
MB2を穿通、MB1の弯曲が激しく穿孔部周辺を綺麗にして、本来の根管は様々な問題で治療を断念、
半年後に治癒を確認しました。
根管を無理に触らなくても、根管口の封鎖が出来ていれば治癒することが分かります。

そして、MB1・2独立して共に狭窄している難症例2症例です。
これこそ、それぞれの根管をRAPT法で形成し、レッジを作らないようにするコツをお伝えしています。

質疑応答では細部まで丁寧に回答いただきました。
根管口探索から根管充填まで、動画で学べる貴重な機会をお見逃しなく。

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