食具選びと姿勢の大切さ #2
概要
本動画では、実際の症例を元に摂食支援を行う際に「どこをどうみていくのか?」について講演いただきます。
後半では、食具の選び方・座り方・食材の調理方法や介助の仕方なども具体的に解説されており、大変参考になる内容です。
まず2歳3ヶ月の女児のケースを考えていきます。
主訴は「出っ歯と食べ方が気になる」というもので、来院のきっかけは出っ歯でした。
食べ方については「摂食相談調査票」によって明らかになったそうです。
この調査票は、中野先生のクリニックで「食べ方や飲み方に関する不安がないか」を確認するために使われています。
摂食する際に、どのような動作に注意すべきか知っている保護者はあまりいないと考えられるのではないでしょうか。
調査票は、今まで気に留めていなかった問題を見つけるきっかけになるかもしれません。
この患者様のケースは、低年齢ということもあり「摂食機療法による食事支援」を治療方針とすることになりました。
中野先生のクリニックでは、幼児に対する「口腔機能発達支援の基本的な流れ」に沿って診療を行っています。
最初に「生活支援」次に「器質への対応」そして「習癖・機能への対応」といった3つの段階に分かれているものです。
ここで大切なのは、患者様の背景にある不安や悩みをいかにしっかり聞いて対応できるか、ということです。
指導する以前に、十分に患者様とコミュニケーションを取り、これらを引き出す必要があります。
上記の発達支援のうち「生活支援」では、育児支援や親への教育、遊びの提案、姿勢・食事のアドバイスなどをしていきます。
そして「器質への対応」では、萌出遅延・う蝕・形態異常や、過敏性・鈍麻に対してマッサージやストレッチを行うことが必要です。
最後に「習癖・機能への対応」として、習癖中止支援・口の姿勢位改善・体軸や口腔機能向上、呼吸トレーニングに移っていきます。
では、1歳で「指しゃぶりとお口ポカン」を主訴に来院された患者様のケースを見ていきましょう。
この年齢での指しゃぶりに関しては、経過観察とする場合が多いのではないかと思います。
続いての症例では、2歳で「お口ポカンと舌突出」が気になり来院されたケースも紹介されています。
皆さんは、お口ポカンに対して具体的にどのように対応をしていらっしゃるでしょうか。
ここで中野先生は、口腔のマッサージの有効性や食具選び、姿勢・座り方などについて具体的に解説くださっています。
マッサージは歯科衛生士の指導のもと、保護者の方にも行っていただくことが大切になります。
なぜなら、実際に感じてもらいながら「口の機能と歯並びの繋がり」をお伝えすることで、理解してもらいやすくなるからです。
マッサージの行い方や、詳しい食具・姿勢などに関しては本動画でぜひご確認ください。
さらに口唇などの形態成長を読む重要性や、機能未発達により保護者がしてしまう代償行為についてもお話されています。
子供の健全な成長のために保護者の方に伝えておくべきだと感じられる、大変興味深い内容です。
本動画でしっかり学び、患者様とって有益な指導ができるようにしっかり学んでいきましょう。
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