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矯正歯科のトレンド ~カリエールモーション×アライナートリートメント~ #4

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プレミアム 2018年10月11日(木) 公開

矯正歯科のトレンド ~カリエールモーション×アライナートリートメント~ #4

概要

米国から転居した患者が、上顎の固定式リテーナー破損を契機に正中離開と正中偏位を生じ、短期改善を希望して来院します。
講師はアライナー単独での順次移動(シークエンシャルステージング)では、想定枚数やフィットの低下、再提出の可能性から長期化する現実を率直に説明します。
 
▼アライナー単独の課題
奥歯から一歯ずつ動かす設計では枚数が増え、提示例では約70枚。
7日交換でも約490日が必要になります。犬歯を1級関係にするだけで53ステージを要し、交換頻度を上げればフィット不良や副作用が
助長され得ると指摘します。実際、他院転医例では急速な牽引で臼歯部オープンバイトを生じていました。
 
▼ステージング設計とアンカレッジ
アライナーは1枚0.25mmの移動量で、遠心移動1mmに約12枚が必要となります。
2級症例で3〜5mmの遠心化を想定すれば36〜60枚に。
さらに歯根面積(骨内で対向する面積値)からアンカレッジを評価し、移動する歯の総和がアンカー側を上回る局面ではロスが生じやすいリスクを数値の推移で示します。
中盤〜終盤のハイリスク期は特に管理が重要で、無策では狙い通り動かないと強調します。
 
▼治療戦略と結果
短期完了を最優先に、カリエールモーションを選択。上顎はミニスクリューとゴムを併用し、下顎はリンガルアーチで支台を強化。
後方平面に平行な遠心化を図り、3〜7の関係を順次1級へ整えます。
結果、犬歯・臼歯の1級関係は約3か月で達成しました。
 
▼学べるポイント
アライナー単独の限界とリスク、ステージングごとのアンカレッジ評価、
補助装置の併用による時間短縮と副作用回避の設計思考を、実際の転医症例を通じて具体的に理解できます。


こちらの動画は2018年6月21日に開催されたDoctorbook academy 1DAYセミナー「矯正歯科のスペシャリストによる1Dayセミナー ~矯正歯科のトレンド~」を映像化したものです。ぜひシリーズでご覧ください。

《第一部》
矯正歯科のトレンド カリエールシステムSAGITTAL FIRSTの優位性(螺良 典秀先生)
《第二部》
リンガル矯正や抜歯症例におけるカリエールモーションの有用性(奥田 薫之先生)
《第三部》
矯正歯科のトレンド ~カリエールモーション×アライナートリートメント~(賀久 浩生先生)

キーワード:カリエールモーション アライナー 矯正治療 インビザライン

講師紹介

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