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質疑応答 #5

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概要

ここまで睡眠時のブラキシズムの定義やバイオメカニクス、為害作用、診断・管理について学んできました。
本動画では、馬場先生に9つのQ&Aにお答えいただきます。

まずひとつ目の質問は「睡眠時ブラキシズムのある人は睡眠の質が悪いのか?また睡眠導入剤で改善できるのか?」というものです。
この点に関しては、ブラキシズムの原因が睡眠の質が悪いことにあるのか、遺伝的要因によるものなのかによるそうです。
もし睡眠の質が原因であるなら、睡眠の質を改善することでブラキシズムも改善される可能性があります。
しかし遺伝的要因であるならば、睡眠の質に関わらずブラキシズムは起こるそうです。

次にふたつ目は「スプリントを上顎または下顎に装着する使い分けはありますか?」です。
#4でもお話があったように、基本的には上顎に装着します。
それは側方運動・誘導時の接触歯数など、咬合関係のコントロールが上顎でないとできないからです。
何らかの理由があり上顎に装着できない場合は、下顎に装着することで多少の効果が期待できると馬場先生は述べています。

3つ目は「スプリントの材質や厚さによって、効果は違いますか?」という質問です。
基本的には材質はハードを用います。
患者様は装着感の良いソフトを好まれるかもしれませんが、ソフトではすぐに破けてしまい作り直しになってしまうでしょう。
その点ハードであれば、レジンを盛るなどして修理することができます。
また短期的には、ハードの方が抑制効果があるというエビデンスもあることから、ハードが良いのだそうです。
とはいえこちらももしハードで装着できないのであれば、ソフトでも装着した方が効果的だと馬場先生はおっしゃっています。

続いてスプリント作製時の咬合採得、使用頻度による管理効果、側頭筋・外側翼突筋の触診についてお答えいただいています。

7つ目の質問は「治療介入が必要な患者様の割合やリスクの高い方の臨床的な特徴」についてです。
一般的には10〜15%の方がブラキシズムがあると言われており、クリティカルなものはその1/ 5くらいと思われるそうです。
リスクの高い方に関しては、今回の動画にあった臨床診断アルゴリズムを用いるほか、もう一つの視点で考えることを勧めています。
セラミックやインプラントを装着されている方は「悪影響を受けやすい」という条件があることも考慮していきましょう。

他にも小児の睡眠時ブラキシズムへの見解や、顎変位の生じるケースについてもご回答いただいております。
普段の臨床ではなかなか聞けないような質問にたくさんお答えいただいておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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