【抄録】
加齢による生理的老化に伴い、口腔環境は大きく変化します。咀嚼機能が低下し、十分に食塊形成できないと誤嚥や窒息につながることが懸念されます。また、口腔自浄性が低下し、衛生状態が悪くなれば誤嚥性肺炎の発症リスクが高まります。したがって、老年期の口腔ケアは、まさに命を守る重要なケアと言えるのではないでしょうか?
なかでも歯科医師には、そのコントロールタワーとして病院や施設・居宅で療養する高齢者の口腔をサポートするスタッフ教育と指導、リスクマネジメントが求められています。単なる口腔清掃ではなく、個々の病態や摂食機能、服用している薬剤等の情報を把握・整理し、症例別に特性と限界を考えた「口腔ケア」を実践しましょう!
本編では、訪問診療で役立つ「口腔ケア」の知識と、その活用方法について学習します。
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【講師】
公立能登総合病院 歯科口腔外科 部長
長谷剛志先生
*2021年5月16日(日)にLIVE配信された講演の内容です。
キーワード:フレイル予防 誤嚥性肺炎 食支援 機能訓練 黒毛舌 器質的口腔ケア 機能的口腔ケア 摂食嚥下リハビリテーション 間接訓練 直接訓練 誤嚥 食物認知の低下 口腔廃用 萎縮 唾液 不顕性誤嚥 喀痰 嚥下反射 粘液線毛運動 口腔咽頭常在菌 咳嗽反射 Mendelson症候群 胃酸 びまん性嚥下性細気管支炎 免疫 介助ケア セルフケア 摂食機能評価 舌苔 食物残渣 口腔乾燥 ワルファリンカリウム 抗真菌性 舌圧 食事介助 モリス水迷路 最大開口量 下顎の可動域 最大咬合量 咀嚼活動性 改良型口腔ケア とろみ 胃瘻 脳血管障害 血管性認知症 スポンジブラシ 保湿剤
エピソード
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スペシャル#2 口腔自浄サイクルと口腔衛生環境・誤嚥性肺炎口腔自浄サイクルやそもそも誤嚥性肺炎とは何かについてニューイングランドジャーナルをもとに解説していただきます。再生する
再生時間 15:05
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前半では「口腔ケアの労力と結果」を分析し継続的な口腔ケアを進めるためのポイント、後半では口腔汚染パターン、臨床で役立つ評価方法についてです。再生する
再生時間 29:40
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スペシャル#4 咀嚼の効果・経口摂取を再開した症例前半では論文を2つご紹介いただき、後半では患者さんの内服時の問題について、経口摂取を再開させた症例をご紹介いただきます。再生する
再生時間 14:27
レビュー
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