歯内療法の診査・診断

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【抄録】
1965年現代歯内療法の礎となったKakehashiによる報告から現在まで、治療環境、テクニック、材料など様々な発展を遂げ、歯内療法の目的である『根尖性歯周炎の予防と治療』の達成に大きく貢献した。
もちろん上記の治療環境・テクニックなど重要であるが、診断が間違っていれば、『根尖性歯周炎の予防と治療』を達成できないばかりでなく、患者にとって不利益な結果となる。
『Successful endodontics begins with an accurate diagnosis.　
　-エンドの成功は正確な診断に始まる - Baiju Gopalan Nair 2011』
このような言葉が存在するほど、歯内療法に限らず診査・診断は、非常に重要なステップである。
そこで今回は、実際の臨床症例を用い、診査・診断の重要性を認識して頂きながら、どのように行うかをお話しさせて頂きます。

【講師名】
髙橋　玄先生

【略歴】
奥羽大学歯学部卒業
ペンシルバニア大学 Microscopic Training Course in Surgical Endodontics　修了
PESCJ : PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN修了および所属
AAE（米国歯内療法学会）所属
JEA（日本歯内療法学会）所属
PESCJ歯内療法認定医

キーワード：予後診断　抜歯　生活歯髄療法　根管治療　再根管治療　外科的歯内療法　鼻口蓋管嚢胞　摘出　麻酔診　非歯原生疼痛　咀嚼筋　根尖性歯周炎　エンド　う蝕　補綴物　露髄　変色　組織病理検査　生活試験　感受性試験　LDF　慢性根尖性歯周炎　神経線維　A線維　C線維　PDJ　歯芽　萌出　閾値　エナメル質　象牙質　電気抵抗性　陽性反応　Cold test　侵害受容器　Heat test　痛覚過敏　不可逆性歯髄炎　痛みの延長　温度診　上顎洞炎　歯槽骨　開窓　クラック　穿孔　歯内歯周病変　局所麻酔　正方投影　偏近心投影　偏遠心投影　buccal object rule　ラシュコフ神経叢　象牙前質　象牙芽細胞　有髄神経　無髄神経　低酸素　毛細管現象　電気歯髄診　根尖動脈　振盪　亜脱臼　嵌入　挺出　MTA

＊本動画は2022年1月5日にLIVE配信された講演の内容です。

エピソード

スペシャル
#1 歯内療法における治療法の決定・提示

歯内療法における治療法にはどんなものがあるのか、患者さんへ提示する治療法についてお話くださいました。お話くださった治療法について、症例を供覧しながら最適な治療方法を考えるクイズがあります。答え合わせの際、診断が如何に重要かということを実感できるクイズですので日々の臨床にすぐに役立つ内容です。

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再生時間 20:15
スペシャル
#2 臨床徴候、検査、症状と歯髄の病理学的状態との間に因果関係が存在するか？

全体の診査について歯髄の生活度・神経と血液の関係からお話くださいました。私たちが確認したい、歯髄が生活しているのかどうかの原理について詳しく解説してくださいますので、パルプテストについての理解が深まります。

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再生時間 19:40
スペシャル
#3 根尖歯周組織の診査について

痛みのベースラインを知る必要があるため、患者さんにアプローチする順番を解説してくださいました。次に根尖歯周組織の診査についてお話くださいました。診査の目的とどんな診査を行うのか、ポイントや注意点を一つ一つ丁寧にお話くださいますので、今後どういった診査をすべきかに役立ちます。

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再生時間 20:42
スペシャル
#4 歯髄炎・歯髄壊死の場合

CBCTのお話の続きで、髙橋先生がCBCTを撮影してよかったと仰る症例をご紹介くださいました。診断名をつけるために必要な情報収集を行う上で一番大切なこともまとめてくださっています。歯の状態のケース別にお話くださいますので、診査について理解を深めやすい構成となっています。

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再生時間 19:14
スペシャル
#5 外傷歯の場合

矯正中の歯に行う診査についての考察だけでなく、外傷歯歯についても今までお話してくださった内容をもとに、実際の症例を2つ紹介しながら診査の結果を考察してくださいます。最後に髙橋先生が診査・診断が最も重要な理由についてまとめてくださっています。

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再生時間 20:28