本講演では歯科衛生士の南里佳先生より、OHI(口腔衛生指導)を5つのレベル(働き盛りの男性、歯科に不信感のある患者、頑固な高齢患者、自己主張が強い患者、モチベーションが低い患者)に分類し、それぞれに適した指導法をご解説いただきます。
レベル1「働き盛りの男性患者さん」
40-60代程度、仕事の責任、家庭での立場、親の介護問題など、多くのストレス要因を抱えている患者さん
レベル2「歯科に不信感のある患者さん」
過去の不快な経験や、神経質・ネガティブな性格傾向を持つ患者さん
レベル3「頑固な高齢患者さん」
豊富な人生経験、保守的な傾向、身体的変化(認知機能、手先の動き、聴力や視力の低下など)のある患者さん
レベル4「自己主張が強い患者さん」
承認欲求が強く、人に意見されたくない、プライドが高いという特徴を持つ患者さん
レベル5「モチベーションが低い患者さん」
主に3つのタイプ(①反応だけ良い、②聞く気がない、③やる気をなくした)に分けられる患者さん
12年のキャリアを持つ歯科衛生士である南里佳先生が、日々の臨床で直面する様々なタイプの患者さんへの効果的なアプローチ法を解説します。
実例を交えながら、明日から使える具体的なテクニックと声がけフレーズをお伝えします。OHIに悩む衛生士さん必見のセミナーです。
【講師】
日本歯周病学会 認定歯科衛生士
日本口腔インプラント学会 専門歯科衛生士
フリーランス歯科衛生士
南 里佳先生
エピソード
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患者さんのタイプをレベル1から5まで分類し、それぞれに適した指導法を紹介いただきます。 まずは「Level 1 働き盛りの男性患者さん」です。40-60代の働き盛り男性患者の特徴として、仕事の責任や家庭での立場、親の介護問題など、多くのストレス要因を抱えています。その上で、この年代は歯周病が進行しやすい時期でもあり、予防の重要性を理解してもらうことが健康寿命を延ばすことにつながります。再生する
再生時間 13:21
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歯科に不信感を持つ患者さんの特徴として、過去の不快な経験や、神経質・ネガティブな性格傾向が挙げられます。 このタイプの患者さんは、以前通った歯科医院での悪い経験を語ることが多く、特に丁寧な対応が必要とされます。しかしながら、信頼関係が築けた際には、根強いファンになってくれる可能性があります。ぜひ動画にて対応法を御覧ください。再生する
再生時間 07:43
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頑固な高齢患者さんの特徴として、豊富な人生経験、保守的な傾向、そして加齢に伴う身体的変化(認知機能、手先の動き、聴力や視力の低下など)を挙げています。 効果的なアプローチ法として、「変化を実感してもらう」ことです。 具体例として、78歳の女性患者のケースから、歯間ブラシの使用を促す際の工夫を説明いただきました。再生する
再生時間 08:12
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レベル4の「自己主張が強い患者さん」の特徴として、承認欲求が強い、人に意見されたくない、プライドが高いという点が挙げられます。 しかし、一見わがままに見える患者さんでも、適切なアプローチによって信頼関係を築くことができ、最終的には歯科衛生士の意見も聞き入れてもらえるようになります。再生する
再生時間 05:49
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最も難しいとされるレベル5の「モチベーションが低い患者さん」へのアプローチ法です。モチベーションが低い患者さんを、さらに3つのタイプに分類して説明しています。患者さん個別のOHIは非常に難しいですが、それだけに奥深い楽しさがあります。ぜひ本講演で紹介いただいたテクニックを日常臨床に取り入れてみてください。再生する
再生時間 09:26
レビュー
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