Level 2 歯科不信感のある患者さん | 患者さんのタイプ別アプローチ法 あの患者さんに響くOHI
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歯科に不信感を持つ患者さんの特徴として、過去の不快な経験や、神経質・ネガティブな性格傾向が挙げられます。
このタイプの患者さんは、以前通った歯科医院での悪い経験を語ることが多く、特に丁寧な対応が必要とされます。
効果的なアプローチ法として、「患者さんと一緒に考える」姿勢を重視します。
特に初回の口腔衛生指導(OHI)では、いきなり歯磨きの悪い点を指摘するのではなく、十分な時間をかけて患者の話を聞くことが大切です。
具体的な例として、63歳の女性患者のケースを紹介。過去に「磨けないなら歯を抜いたほうがいい」と言われた経験から歯科治療を中断してしまった方に対し、「〇〇さんに合っている歯ブラシを確認したいので」といったパーソナルな声がけが効果的でしょう。
また、歯科衛生士は患者さんの状態から予測を立て、適切な質問をすることも重要です。例えば、奥歯の磨き残しがある場合、嘔吐反射の可能性を予測して確認するなど、患者の特性を理解した上でのアプローチを推奨しています。
最後に、このタイプの患者さんとの関わり方のポイントとして、「しっかりと話を聞く」こと、「あなたのために」という個別化されたアプローチが重要です。
信頼関係が築けた際には、ファンになってくれる可能性があります。ぜひ実践してみてください。
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