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第二回 埋伏歯保存治療のストラテジー ―含歯性嚢胞を糸口として―

既にこのイベントは開催が終了しております。

概要

近年、下顎第二大臼歯と第三大臼歯の重積状埋伏症例が散見される。文献的には、下顎第二・第三大臼歯を抜去する治療が報告されている。矯正治療の視点では、下顎第二大臼歯あるいは第三大臼歯を抜去し、第三大臼歯あるいは第二大臼歯を保存する治療が報告されている。

この重積状埋伏において、下顎第二大臼歯が水平埋伏する原因は不明である。下顎第二大臼歯は第三大臼歯と異なり、単なる萌出空隙不足で近心傾斜したとは考え難い。

このキーワードは萌出嚢胞であろう。萌出嚢胞は歯槽粘膜に発生する嚢胞で、ある種の含歯性嚢胞である。ただし、萌出嚢胞は萌出間近に発生し、自壊し自然萌出するため見過ごされる可能性が高い。含歯性嚢胞とは発生時期が異なるだけで、いずれも貯留液が蓄積し、内圧により埋伏歯は近心傾斜することがある。

典型的な含歯性嚢胞の症状は、歯冠を含む類円形の境界明瞭な単房性透過像を呈するX線所見である。また、歯冠と嚢胞壁の間隔が3mm以上の場合、含歯性嚢胞を疑う。
しかし、萌出嚢胞のように自壊することもあり、また正常の歯嚢像を呈する埋伏歯も存在し、含歯性嚢胞のエチオロジー(原因)は明らかではない。そこで今回、含歯性嚢胞のエチオロジーと治療法を考察する。加えて、萌出方向異常による埋伏歯の原因と治療法も考察する。

埋伏歯の保存治療が確立することで、歯科の世界がより高度に発展することを望んで止みません。


お申し込みはこちら

日時

2022年12月4日(日) 10:00 - 16:00

会場

ワイム貸会議室お茶の水 Room B

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受講料

17,600円
※松風歯科クラブ会員の方/消費税含む

一般の方:19,800円※消費税含む

定員

36名

主催

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