Doctorbook academy

    • 00:05 ~ Epigeneticな変化を抑えれば「発がん」は予防できる
    • 01:52 ~ 細菌叢とがん
    • 05:33 ~ 大腸がんの大腸細菌叢に対する口腔細菌叢の関与の研究
    • 12:04 ~ 口腔常在菌と大腸がんの研究の総括
    • 13:14 ~ 大腸がん発癌とFusobacterium nucleatumの関与
    • 16:54 ~ 口腔細菌叢と口腔癌
    • 17:34 ~ よりよい口腔細菌叢・腸内細菌叢を形成するには
    • 20:03 ~ まとめ
    • 21:40 ~ 今後の展望
  • 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の杉浦剛教授よる「口腔環境とがん 」の講義です。

    大腸がんに口腔の細菌が関与している可能性について、世界で初めて杉浦先生の研究チームが発見しました。大腸がん患者と健康な人から唾液と便のサンプルを採取し、遺伝子レベルで細菌叢解析を行った結果、大腸がん患者の唾液・便サンプルに共通して存在する特異的な口腔常在菌が4種類あるということです。

    口腔細菌叢の管理が大腸がんの予防につながる可能性があることを突き止めた、画期的な研究報告です。歯科診療の上で患者様への情報共有や、医科の先生との情報共有に役立つ内容となっています。


    【#2 口腔常在菌と大腸がんの研究】
    引き続き#2では、実際の研究結果について詳しく解説していただきます。

    杉浦剛教授の研究では口内常在菌のうち4種類の細菌が大腸がん患者の口内と腸内で多く、健康な状態と異なる菌構成であることがわかりました。口腔細菌叢を変化させれば、大腸がんや口腔がんの予防につながることを示唆する画期的な研究報告です。疾病予防には口腔衛生管理の重要であり、さらに親・乳児~小児期に良質な細菌叢形成のカギがあることを、エビデンスをもとに教えてくださる内容となっております。


    キーワード:口腔細菌叢 大腸癌 口腔癌 唾液の細菌叢検査 口腔常在菌 Fusobacterium 口腔ケア

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