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2022年7月7日(木) 公開

②アライナー単独によるアライナー矯正治療および包括的歯科治療へのアライナー矯正

    • 00:00 〜 【Case 1】「Clear Correct」を使った 非抜歯 アライナー単独による矯正治療(拡大症例)
    • 00:28 〜 29歳 男性 咬合力が強く反対咬合の骨格傾向あり
    • 03:55 〜 最終診断と治療計画
    • 06:40 〜 「Clear pilot」を使ったシミュレーション動画 
    • 07:18 〜 #1 アライナー装着
    • 08:46 〜 #9 アンフィットの原因とコンプライアンスの重要性
    • 12:00 〜 #11 再フィットと山越え完了
    • 13:55 〜 #19〜 細かい修正のための追加オーダーと顎間ゴムの利用
    • 16:02 〜 #28 Lastアライナーを装着した13ヶ月目の様子
    • 17:55 〜 治療前後の比較とリカバリーについて
    • 18:56 〜 Case1のまとめ 
    • 20:02 〜 保定管理について
    • 20:45 〜 【Case 2】包括的歯科治療へのアライナー矯正
    • 21:30 〜 58歳9ヶ月 女性 著しい下顎前歯の叢生と挙上・スピンカーブが見られる
    • 26:08 〜 拡大床装着後からのアライナー矯正への移行
    • 29:00 〜 #1 アライナー装着
    • 29:50 〜 #16装着から#47までの様子
    • 32:34 〜 まとめと治療前後の比較
    • 33:09 〜 治療前後の比較と生じた問題
    • 36:40 〜 最終段階の顔貌写真
    • 38:48 〜 アライナー矯正のまとめ

  • セファロ分析から保定(リテーナー)管理まで、先生ご自身の2つの症例を交えて詳しくご講演いただけます。


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    【概要】

    【Case 1】非抜歯でアライナー単独による矯正治療を行なった場合です。
    29歳の男性、傾向的に反対咬合の骨格を持っていて、咬合力の強そうな印象があります。
    口腔内は下顎前歯部に叢生、上顎右側の小臼歯が口蓋側転位(交叉咬合)・大臼歯の頬側転位、上下の正中線のずれが認められます。
    またX線写真では右側の下顎頭が潰れており、上顎右側小・大臼歯の圧下が見られ、歯が動きにくいと思われる症例です。
    最終診断・ゴール設定とClearPilot™のシミュレーションにより、18枚のアライナーで矯正していく設定になりました。
    3Shape TRIOS口腔内スキャナーを用いてデータを送り、設計して出来上がった1枚目のアライナー装着時の画像です。
    浮きもなくしっかりフィットしており、トリムラインによる歯肉への影響もないことをご確認いただけるでしょう。
    従来は印象採得が困難な場合など、再印象を求められることもありましたが、スキャニングではそのストレスもありません。
     
    9枚目のアライナー装着時に右下5 〜7番にアンフィットが生じ患者さんに伺ったところ、指示通りに装着していませんでした。
    この例からもただ渡すだけでなく、歯の動きやフィットをしっかり見ていくことの重要性がお分かりいただけるでしょう。
    その後アライナーを戻してしっかり行うことを約束し、何とか軌道に乗せ11枚目のアライナーで山越え完了することができました。
    設定した18枚目のアライナーまでで叢生改善・右側のアップライトなどが完了し、次は追加オーダーで細かい修正をしていきます。
    アライナー矯正ではこのようなリカバリー力も身につけていくことで、より良い結果に繋がるでしょう。
    そして矯正治療が終了した後は、ここからが矯正治療の始まりと言われるほど重要な「保定」をしっかり行うことが大切です。
     
    続いて【Case 2 】包括的歯科治療へのアライナー矯正について解説いただきました。
    58歳9ヶ月女性、顔貌に大きな問題はありませんが、口腔内を見ると著しい下顎前歯の叢生・挙上やスピンカーブが認められます。
    プロビジョナルレストレーションが装着されており、補綴前処置としての矯正治療の症例です。
    問題は下顎前歯の状態をどう改善するかということですが、左下6番は抜歯の必要があり、インプラント埋入を予定しています。
    下顎とともに上顎も拡大することによりスペースを確保し、低位置にある舌の挙上と下顎前歯の叢生の改善を非抜歯で行います。
    事前に拡大床を用いましたが、患者さんがあまり装着してくれず、ほぼ変化が得られなかったためアライナーへと移行しました。
    こちらもTRIOS口腔内スキャナーを用いて設計し、23枚のアライナーで矯正する計画を立てました。
    一緒にシミュレーションで歯の動きを、そしてアライナー装着による変化の過程を見ていきましょう。

    1枚目〜18枚目のアライナーを装着した約6ヶ月間で、下顎前歯の叢生と上顎前歯のガムラインの改善が見られます。
    さらにディープバイトのコントロールと下顎前歯の挙上をし、フレアーアウトや歯肉の退縮もなく、47枚のアライナーで終了です。
    一切ブラケットやワイヤーを用いることなく、アライナーでここまで可能だということがお分かりいただけたと思います。
    従来の矯正治療はハードルが高く感じていた先生も、アライナー矯正ができれば日常の臨床に間違いなく広がりが持てるでしょう。

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