＊2021年6月3日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。

患者様が痛い、腫れたなどの症状で医院を訪れた時、どのような対応を行うでしょうか。
#1では木村文彦先生と一緒に、歯を保存するための10のコツを3つの視点から考えていきます。
3つの視点とは歯科医療従事者・患者様・歯科医療従事者と患者様双方の視点を言います。
その中でも#1は歯科医療従事者の視点から、抜歯するかについてを説明していただきました。
歯が失われるタイミングを考えた時に自然脱落することもありますが、症状があって来院したときに歯科医師が抜歯するか否かを判断し、抜歯を行います。
そう考えた時に、適切な治療計画が立てられたかどうかが重要になります。

しかし木村先生は2018年の難治性のエンドケースにおける治療計画の立て方の相違についての論文を読んで、抜歯するかの判断は自分が身を置く科のバイアスが大きくかかってしまうのではないか、ということを考えました。
自分の診断と治療方針は適切であるかを見直していきましょう。