Doctorbook academy

プレミアム
2023年3月24日(金) 公開

日常臨床に欠かせないパノラマ写真の撮影と読影のポイント

価格
4,180円〜(税込)
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1% (38pt〜)
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    • 00:55 〜 パノラマはすべての治療の交差点
    • 01:48 〜 レントゲン検査の始まり
    • 02:30 〜 講義の概要
    • 03:17 〜 パノラマ撮影とは
    • 04:40 〜 撮影原理から考えるパノラマ撮影
    • 09:29 〜 パノラマ撮影時のポイント
    • 17:48 〜 パノラマ写真における歯の診査の特徴
    • 18:05 〜 歯の撮影における隣接面読影の勘所
    • 25:23 〜 骨格診断
    • 28:09 〜 パノラマ撮影の顎関節はどのような原理で映っているのか
    • 31:47 〜 パノラマで分かる顎関節
    • 33:37 〜 顎口腔系の崩壊の原因を紐解く
    • 37:36 〜 下顎枝の長さが違うなりの安定を目指す
    • 38:41 〜 歯科から重篤な全身疾患の予兆を見つけ出す
    • 40:20 〜 まとめ
  • *2022年8月23日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    相宮秀俊先生による講義では、一枚のパノラマ写真から紐解く全顎治療の勘所について解説いただきました。
    歯科におけるチーム医療において、歯科医師だけでなく歯科衛生士、歯科技工士も撮影原理を把握することが大切です。

    パノラマ写真とは、歯科領域にしかない素晴らしい撮影方法で、細かい写真を繋ぎ合わせた構造をしています。
    撮影装置の構造やX線の照射方向など、図やレントゲン写真を使って紹介いただきました。

    そして撮影時のポイントを教えてくださいます。
    まず患者様の立ち位置を固定することが大切です。
    位地付けによって撮影のクオリティが変わるため、診断精度にも影響すると言えます。
    足の位置や姿勢など、細かく教えてくださいますので動画でご確認ください。

    また、フランクフルト平面を床と並行にすることが必要で、左右で傾きが異なると、撮影原理で差が出てしまいます。
    ジグを咬むことで、下顎位の位地が変わり、断層域に入った部分だけがはっきり写ります。
    相宮先生と一緒に、ひとつひとつ確認していきましょう。

    次に、パノラマ写真に入っている解剖学的構造と診断基準についてです。
    前歯部の隣接面は、歯列弓に対し直角にX線が入るため、隣接面接触点のカリエスが問題なく写ります。
    そのため、歯冠部の概要把握のために使えると言えます。
    しかし、歯根部は断層域を外れているため、デンタルと合わせて撮影することが重要です。
    臼歯部は、4番の近心に行くほど重なり合いが多くなり、7番は正方線投影に近くなります。
    特に注意するべきは、サービカルバーンアウトで、根面う蝕と見間違わないように注意する必要があります。
    また、インプラントは天然歯と比較して舌側にやや埋め込まれるため、重なり合いが大きくなります。

    そしてパノラマ写真から、骨格を予測することができます。
    上下の関係性からクラスⅠからクラスⅢまでの読み取り方を紹介しています。
    パノラマ撮影では、顎関節も投影されます。下顎頭に対して斜めに入射し、パノラマ下顎頭の内側は実際の外側部、パノラマ下顎頭の外側は実際の内側部になります。
    TMJモードや診断方法についても、動画内で詳しく解説しています。

    さらに、歯科から重篤な全身疾患の予兆を発見することができます。
    パノラマX線画像による頸動脈の再石灰化の評価や、骨粗しょう症のリスク判定が可能です。パノラマ写真は、概要を把握するために最適です。
    日常的に撮影する訓練を行い、良好な写真から良い結果を得る一助となれば幸いです。
    ぜひ、ご覧ください。

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