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2023年8月31日(木) 公開

左上第一大臼歯連結前装冠の近心頬側根に病変を認めた症例

    • 00:05 〜 挨拶
    • 00:32 〜 症例1 連結冠に穴を開けて1根のみ再根管治療をした症例
    • 03:24 〜 補綴物を外さず病変のみの根管治療をするメリット・デメリット、注意点
    • 04:45 〜 症例1についてのディスカッション開始
  • 東京都で開業されている吉岡隆知先生と、広島県で開業されている吉岡俊彦先生によるエンド症例検討ディスカッションです。
    今回は、補綴物に穴を開けて根管治療・病変のある根管だけ根管治療をした症例についてご考察いただきました。
    吉岡俊彦先生が症例を提示し、その後に先生方で症例についてのディスカッションを行います。

    まず始めに、左上第一大臼歯連結前装冠の近心頬側根に病変を認めた症例です。
    数日前の咬合時痛から始まり、自発痛、打診痛、咬合時痛、根尖部圧痛、歯肉腫脹および瘻孔が認められました。
    なお患者さんは、抗血小板薬を服用しています。
    他の根に病変が無いことを確認したうえで、連結冠に穴を開けて近心頬側根のみ再根管治療を行いました。
    この症例の治療経過や、補綴物を外さずに病変のある根管のみ治療をするメリット・デメリットについてお話しくださいました。

    また患者さんには、処置中に補綴物が脱離したら新製する旨を伝える必要があります。
    処置中に歯質の過剰切削・穿孔の危険が高いと判断したら除去することも事前に説明することが大切です。
    その後は、吉岡隆知先生と吉岡俊彦先生によるディスカッションです。
    先程の症例について、全身疾患のある患者さんへのアプローチの仕方や、根管探索の難しさなどについて考察いただきました。

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