Doctorbook academy

    • 00:00 〜 講師歯科医院での顎運動解析の歴史
    • 02:29 〜 膨大なデータから見えてくるもの
    • 04:42 〜 症例~顎運動解析にDigmaをもちいた症例~
    • 13:05 〜 顎運動の分析を用いたアプローチ
  • 今回は、咀嚼運動を中心とした顎運動の解析の取り組みをご紹介いただきました。
    演者の筒井先生は親子2代で顎運動解析を行っています。
    このため、これまでの臨床経験から膨大なデータを採取し、臨床に活かしています。
     
    顎運動の解析は日々進歩しています。
    これまで3次元3自由度だったものから3次元6自由度になってきました。
    しかしながら、デジタルの情報であっても、観察できるのは2次元の世界です。
    したがって診断としてのツールであって、補綴物の作成に活かすことができないという欠点がありました。
     
    ここで、Digmaを用いた症例を提示します。
    咀嚼運動は限界運動とは異なります。
    また、顎関節の動きを見てみると、咀嚼時はとても複雑な運動を行っています。
    筒井先生の診療所では、咀嚼運動サイクルを分類すると3つの型に分けています。
    日本人では特に、「斜め卵型」が多いとされ、治療ゴールの一つとしているそうです。
     
    患者様は右側でものが噛みにくいという訴えがありました。
    咀嚼運動の経路解析をしてみると、咀嚼運動の幅が狭くなっていることが分かりました。
    また、時系列に咬合面観を観察することによって、問題をあぶりだすことができました。
    これによって導き出された部分の形態修正を行うことで、咀嚼サイクルの改善を図ることができました。
    それだけでなく、時系列の変化も改善がみられました。
     
    小さな早期接触など日々の臨床では簡単に見つけることが難しい場合もあります。
    しかし、顎運動解析を行う機器のデジタル化によって、このような小さな変化を見つけやすくなりました。
    これが、顎運動解析機器のデジタル化によってもたらされる恩恵です。
     
    顎運動解析機器のデジタル化は日々の臨床に役立つものです。
    様々な機器を用いて解析を行っている筒井先生の症例をみて、顎運動の勉強をしていきましょう。

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