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2024年7月22日(月) 公開

インプラントを用いた咬合再構成症例 ~ボーンアンカードブリッジでの対応~

    • 00:00 〜 症例~咬合再構成にボーンアンカードブリッジを応用して症例~
    • 07:08 〜 本症例の治療計画
    • 09:27 〜 インプラントの補綴設計をどうするか?
    • 11:28 〜 実際の治療経過
    • 14:34 〜 プロビジョナルレストレーションによって見えてきた新たな問題点
    • 16:22 〜 1stプロビジョナルレストレーションと2ndプロビジョナルレストレーションの比較
    • 17:32 〜 最終補綴への移行
    • 21:19 〜 まとめ
    • 26:35 〜 質疑応答①~ボーンアンカードブリッジの清掃性は?~
    • 29:15 〜 質疑応答②~メンテナンス時に外す頻度は?~
    • 32:16 〜 質疑応答③~咬合に関するメンテナンスは?~
    • 34:46 〜 質疑応答④~暫間インプラントのメーカーや費用は?~


  • 毎日の臨床の中で、咬合崩壊を起こした患者様と遭遇することもあります。
    咬合崩壊が生じている場合、咬合再構成が必要になり、治療の難易度が高くなります。
    インプラントを用いたボーンアンカードブリッジが有効となる場合もあります。
    今回は、ボーンアンカードブリッジによる咬合再構成について、具体的な症例を通して学んでみましょう。

    【症例紹介】
    患者様は、58歳女性で噛めないことを主訴にインプラントでの治療を希望され来院されました。
    顔貌評価や咬合状態を確認し、診断用ワックスアップを行いました。
    これらの得られた情報をもとに、咬合再構成が必要と診断、どのように治療をしていくのかを具体的に考えていきます。

    【治療計画】
    ①動機づけと咬合診査
    ②インプラントの埋入
    ③プロビジョナルレストレーションの作成
    ④最終補綴

    【インプラント設計と治療プロセス】
    今回の治療では、セグメントタイプのインプラント設計を採用しました。
    セグメントタイプのメリットは、問題が生じた際に対応しやすく、下顎骨のひずみに対応できる点です。
    治療に移る前に技工士と連携し、診断用ワックスアップを参考にしたサージカルステントを作成しました。
    併せて、下顎に合わせたテンポラリーレストレーションも用意しました。

    臼歯部のインプラントが固定された後、テンポラリーレストレーションを装着。
    前歯部の保存不可能な歯を抜去し、骨吸収を観察するために半年ほど経過観察を行いました。
    骨の吸収がストップしたのを待って前歯部のインプラント埋入を行い、再度、咬合や顔貌の評価を行いました。

    【最終補綴と長期的な結果】
    治療の最後には、セカンドプロビジョナルレストレーションの顎位を正確に再現し、最終補綴に移行しました。
    これにより、長期経過も良好で、患者様の満足度の高い治療を提供することができました。

    ボーンアンカードブリッジを用いた咬合再構成は、機能面だけでなく審美面にも優れた結果をもたらします。
    咬合再構成時のインプラント治療において、この技術の有効性を理解し、適切に応用することで、患者様のQOLを大幅に向上させることができます。
    ぜひ、この動画で詳細な手順とポイントを学び、臨床に活かしてください。

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