スペシャル
2024年9月18日(水) 公開
歯周治療に取り組んだ8年間 長瀬崇先生
- 価格
- 110,000円〜(税込) (D+会員 88,000円〜(税込))
- 付与ポイント
- 1% (通常:1000pt〜 D+会員:800pt〜)
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患者は初診時49歳の女性で、左上の歯牙がぐらぐらして抜けそうだとの主訴で来院されました。
歯周炎は中等度でしたが前歯部がオープンバイトであるため咬合接触のある臼歯部には著しい垂直性の骨欠損を抱えていました。顕著な下顎隆起があり、かなり強い力の影響が疑われたため、臼歯部の力を解放して全顎的に咬合接触状態の改善が必要だと考え治療を進めました。
回復力は高いと予想した通り、歯周基本治療で歯周組織の改善が見られたため、より歯周環境を整え、二次性の咬合性外傷のリスクに備えルためMTMにより歯牙移動を行いました。
動揺が残る歯牙に対しては必要最小限の連結範囲で補綴設計を考えましたが、補綴処置後に偏咀嚼の影響で右側にトラブルが出現したため連結範囲を増やして術後対応しました。
治療期間は4年、補綴処置後3年半経過していますが現在は比較的安定して経過しています。
【まとめ】
・臼歯部の骨欠損に対して力を解放することで歯周組織の改善が見られ、また咬合支持を増やすことで臼歯部の負担を軽減できたことは今後、歯牙を保存する上で有効だと考えました。
・動揺歯の連結範囲は必要最小限にとどめたいですが、経過観察の中で適宜術後対応が必要だと感じました。
・右咬みの偏咀嚼傾向が強くなっており、今後臼歯部の変化を注意深く観察する必要があると考えています。
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05:27無料 臨床歯科を語る会 開会挨拶 斎田寛之先生
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07:56スペシャル 予後不良歯の抜歯スペースを矯正治療で有効活用した症例 渡邉拓朗先生
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07:40スペシャル 可撤性ブリッジで対応した犬歯を含む3歯欠損の1症例 井口佳大先生
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14:57スペシャル 患者の回復力に着目した重度歯周炎症例 富樫裕一郎先生
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18:20スペシャル 歯周治療に取り組んだ8年間 長瀬崇先生
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13:44無料 introduction 全体会1.超高齢社会におけるGPの役割2 村井裕介先生 小野 仁資先生
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43:38スペシャル 超高齢社会におけるGPのひとつの未来像 渡辺守先生
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56:33スペシャル 超高齢社会に求められるかかりつけ歯科医の役割 須貝昭弘先生
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07:05無料 introduction 全体会2.”歯周病と力” 歯槽骨吸収にまつわる考察と最新知見 斎田寛之先生
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19:45スペシャル 塚崎先生にお聞きしたいこと:力と歯槽骨(吸収)、力と骨形成(骨隆起・顎底吸収)に対する疑問 熊谷真一先生
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25:26スペシャル 塚崎先生にお聞きしたいこと:歯周炎に関する疑問 骨梁像、高齢者の歯周炎、免疫力など 千葉英史先生
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105:41スペシャル 骨免疫学 塚崎雅之先生
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