Doctorbook academy

スペシャル
2026年11月6日(金) 公開

Part1 患者カウンセリング・現状把握編

価格
22,000円〜(税込) (D+会員 17,600円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:200pt〜 D+会員:160pt〜)
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  • 「笑ったときに前歯が唇に引っかかる」「右側でうまく噛めない」。患者さんが抱える審美的・機能的な悩みに対し、どのように問題点を整理し、治療の方向性を考えていけばよいのでしょうか。

    歯科界のスペシャリストによるリアルな臨床を届ける「Masters Chair Side」。土屋賢司先生による「包括的診査診断 -顔貌と機能の調和を導く治療戦略-」後編のPart1では、実際の患者さんとのカウンセリングを通して、過去の治療歴や現在の主訴を確認しながら、審美と咬合の問題を読み解いていきます。

    今回の患者さんは、過去に前歯や犬歯の見た目を改善するため、クラウンやラミネートベニアによる審美修復治療を受けています。しかし、治療後も前歯が唇に引っかかる感覚が残り、見た目にも違和感を抱えていました。

    土屋先生は、まず過去の治療で何を改善したかったのかを丁寧に確認。もともと突出していた犬歯や、内側に位置していた側切歯に対して、どのような治療が行われたのかを整理します。

    そのうえで、補綴物の厚みや歯軸、歯肉ラインの左右差などに注目。歯の位置を変えずに補綴物の形態だけで歯列を整えようとした場合、見た目は改善しても、歯肉の位置や歯根の方向との不調和が残る可能性について解説します。

    続いて、顔貌と歯列の位置関係を確認します。患者さんの顔を正面から観察すると、上下顎の歯列正中が顔面に対して右側へ偏位していることがわかります。

    さらに、過去に下顎右側の小臼歯を抜歯し、そのスペースを補綴的に処理した経緯も確認。臼歯の近心傾斜や咬合接触の状態を模型と照らし合わせながら、右側臼歯部で十分に咬合できていないことを指摘します。

    実際に患者さんへ確認すると、普段から左側で噛むことが多いという回答が得られ、診査で確認した咬合状態と日常の食事における問題が結びついていきます。

    本動画で注目したいのは、患者さんの「見た目を改善したい」という希望を、そのまま補綴治療の問題として捉えないことです。

    過去の治療歴、歯の位置、歯肉ライン、顔貌との調和、左右の咬合接触を一つずつ確認することで、審美的な違和感の背景にある機能的な問題を明らかにしていきます。

    患者さんの言葉から主訴を掘り下げ、口腔内の状態と照らし合わせながら診断へつなげる。土屋先生の実際のカウンセリングを通して、包括的診査診断に必要な視点と対話の進め方を学べる内容です。

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