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はじめての全部床義歯 成功へのポイント (全14回)

近年は、全部床義歯の症例も少なく臨床実習で触れることなく卒業した先生方も多くなりました。 そんな全部床義歯に馴染みのない先生方にもわかりやすく、全部床義歯が必要な患者さんが喪失しているものは歯だけではないこと。なぜ全部床義歯が難しいのかという根本的な部分と、難しさを解決する「成功へのポイント」を解説しています。

  • #1 はじめに ~全部床義歯の特徴~ 20:10

    全講義の導入となる#1では、HILIFE DENTAL ACADEMYの松田謙一先生が全部床義歯の治療の目的を講義してくださっています。

    近年は、全部床義歯の症例も少なく臨床実習で触れることなく卒業した先生方も多くなりました。
    そんな全部床義歯に馴染みのない先生方にもわかりやすく、全部床義歯が必要な患者さんが喪失しているものは歯だけではないこと、なぜ全部床義歯が難しいのかという根本的な部分をを丁寧に解説してくださっている導入となる内容です。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:無歯顎 リハビリテーション 機能回復 歯科医師

  • #2 術前の問診、診査診断、必要な検査 17:24

    #2は東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野の金澤学先生による、術前の問診や検査診断に関する講義です。

    問診を行う際、全部床義歯の場合に必要となるものを詳しく解説してくださっていて、検査や評価方法に関しても図表、動画を交えて理解しやすい内容となっています。
    口腔内診査に関しても実際に行っている動画がついているので診査の際の触り方や診るポイント、動かし方がわからない方にもおすすめです。

    治療を始める前の大事なポイントを短い時間の中でも沢山解説されているので、効率よく見直し、学ぶことのできる講義です。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:主訴 無歯顎

  • #3 概形印象 16:46

    #3は九州大学大学院歯学研究院歯科先端医療評価・開発学講座准教授の熱田学先生による概形印象に関する講義です。

    概形印象と聞くとそこまで重要なのかと考える先生もいらっしゃるかもしれません。そう思う先生にこそ見ていただきたい内容です。
    そもそも全部床義歯においての印象の目的、なぜ概形印象が必要であるのかという基本的なことから始まり、概形印象の重要さを再確認できる内容です。

    印象方法やトレーの選択、全部床義歯にまつわる筋肉の話などを総復習できます。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:アルジネート 二回法 連合印象

  • #4 研究用模型分析、個人トレー 26:44

    無歯顎患者に対し、全部床義歯を製作するにあたって個人トレーを製作している先生も多いかと思います。
    しかし、個人トレーを製作し精密印象を採ったにも関わらず、義歯の維持が悪い、疼痛が生じるなどのトラブルを経験したことがありませんか?

    良い義歯を製作するには、良い印象を採ることがKeyであり、それにはブロックアウトとリリーフを正しく行うことが重要です。

    #4では、フリーランスの総義歯臨床専門歯科医師として活躍されている松丸 悠一先生による、解剖のランドマークを活用した研究用模型の分析、個人トレーの製作について説明していただきました。
    印象採得から個人トレー製作までの流れを写真を用いて説明していただくことで、全部床義歯の成功へのポイントが分かりやすく解説された動画となっております。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:概形印象 外形線 レトロモラーパット 翼突下顎ヒダ 正中線 後縁 顎舌骨筋線 人工歯排列 辺縁封鎖

  • #5 最終印象①/個人トレーを用いた印象法 24:21

    全部床義歯を製作するにあたって、最終印象は成功のカギとなる操作と言えます。

    印象用のモデリングコンパウンドをチェアサイドで操作することは、慣れるまで困難と感じる先生が多いのではないでしょうか。
    また、辺縁形成が終わり、いざ印象を採り終えたものの、個人トレーを定位置に置けなかったり、上唇小帯や辺縁の印象がしっかりと採れていないなどの問題が発生することもしばしば。

    #5では総義歯臨床専門歯科医である松丸悠一先生に、最終印象について実際の症例の動画も用いて詳しくお話ししていただきました。
    最終印象についての注意事項も各操作ごとに説明してくださり、とても分かりやすい内容となっております。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:ウォッシュ印象 適合試験 辺縁形成 後縁 歯槽頂 仮想咬合平面 維持力 顎舌骨筋フレンジ

  • #6 最終印象②/ろう堤付きトレーを用いた印象法 21:09

    全部床義歯を製作するにあたり、再現性の高い印象を採得することが成功の秘訣となります。
    では、再現性の高い印象を採るにはどのような印象の方法を選択するべきでしょうか。

    #6では、熱田 生先生に無歯顎の印象採得に対するポイントと、それを踏まえた上でのろう堤付きトレーを用いた印象法による再現性の高い印象を行うポイントを詳しく解説していただきました。

    ろう堤を用いた印象法だけではなく、義歯の吸着に重要な筋についても画像を用いて分かりやすく解説いただきましたので、是非ご覧ください。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:粘膜面 研磨面 辺縁封鎖 床下粘膜 加圧印象 無圧印象 選択的加圧印象 粘膜静態印象 床縁 可動粘膜 メニスカスの原理 歯槽頂粘膜 オトガイ筋 顎舌骨筋 頬棚 レトロモラーパット 口輪筋 シリコン印象

  • #7 咬合採得①/垂直的顎間関係 21:37

    全部床義歯・咬合採得というと、初学者にはとても難しく感じられる分野です。

    #7では、教科書的なポイントを落とし込み、臨床学的な観点で咬合採得について、金澤学先生にお話していただきました。

    また、なるべくシンプルに、かつ時短で咬合採得を行なっていくコツを実際の症例の動画を用いてわかりやすく説明していただいています。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:パラフィンワックス 瞳孔間線 カンペル平面 レトロモラーパッド ろう堤

  • #8 咬合採得②/水平的顎間関係 17:30

    教科書的にはよく見られるゴシックアーチ描写法ですが、実際の臨床で見かけることはあまりありません。

    ゴシックアーチは本当に必要なのかどうか。
    #8では、そういった研修医が持ちやすい疑問について、熱田生先生に一つ一つ丁寧に解説していただきました。

    そして、どのようにゴシックアーチ描写法を使用していけばいいのか、動画や症例写真を用いてポイントを説明していただいています。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。

    キーワード:描記板 口内法 口外法 タッピングポイント ポッセルトの図形 アペックス GoA

  • #9 前歯部排列試適 19:50

    前歯部のみの排列で試適することは、臨床において絶対に行ったほうがいいステップです。
    と言っても実際には試適していないケースがほとんどです。

    #9となる松田先生のプレゼンテーションでは、なぜ前歯部排列試適合を行ったほうがいいのか、その理由を具体的に例を挙げて詳しく説明していただいています。

    そして、実際の前歯排列の仕方のポイントやコツも詳しくお話ししてくださっています。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。

    キーワード:随意閉口 手指誘導 Forced guide リップサポート

  • #10 臼歯排列位置の決定・咬合様式 20:51

    全部床義歯の排列ではどのようなことを意識して排列をしているでしょうか。
    前歯部は審美面や発音を意識的に行うと思いますが、臼歯部はどうでしょうか。

    咀嚼機能を意識してきれいに配列したにも関わらず、咬合接触状態があまり良くなかったり、舌房が狭い、頬粘膜に傷が出来るなどのエラーが生じる経験があると思います。

    #10では松丸悠一先生に臼歯部排列について、画像などを用いて詳しく説明していただきましたので、是非ご覧ください。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:精密印象 天然歯位置 頬粘膜 歯槽頂 切歯乳頭 フルマウスリコンストラクション 全顎治療 頬小帯 下顎ヒダ 口蓋小窩 外形線 正中線 口蓋隆紀 横口蓋ヒダ CPCライン レトロモラーパッド 外斜線 ニュートラルゾーン

  • #11 ろう義歯試適 13:10

    印象採得後にろう義歯を試適し、患者さんに問題ないと言われたにもかかわらず、完成した全部床義歯を装着すると適合がよくなかったり、咬合時にがたついてしまうという経験をした先生が多いのではないでしょうか。

    日本の全部床義歯の教科書にはろう義歯試適の項目はとても少なく、ろう義歯試適はあまり重要視されていない傾向にあります。

    松田謙一先生にろう義歯試適の重要性とその手順を実際の症例画像も用いて詳しく説明していただきましたので、是非ご覧ください。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:咬合採得 排列 義歯床 義歯床縁 義歯後縁 転覆試験 tilting test 舌房 Buccal Corridor 審美障害 発音障害 食片の停滞 嚥下

  • #12 装着 11:48

    #12では、完成した義歯を装着する際に押さえておくべきポイントを熱田生先生に詳しく解説していただきました。

    印象採得やろう義歯試適を確実に行っていても、まったく調整せずに使用できることはほぼないと言えます。
    では、実際に装着した際にはどのようなことを確認すべきか、実際の症例画像も交えて詳しく解説していただきましたので、是非ご覧ください。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:アンダーカット リリーフ アーライン 患者指導 粘膜適合試験材 辺縁封鎖 後縁 リライン材 stabilization 咬合 早期接触 選択削合 自動削合 BULLの法則

  • #13 調整、リコール 32:08

    義歯装着直後にはどこかしらに痛みが生じる可能性が極めて高いです。
    松田謙一先生のプレゼンテーションでは、直後はどういったトラブルが出やすいのか、調整期間の間隔や痛みが出やすい箇所について説明してくださっています。

    また、長期的な義歯管理をしていくにあたり、リコール時に見なければいけないポイントとその理由をきちんとした理論を用いて詳しく説明していただいています。
    リコールのステップも順序立ててどのようにしていくかもお話ししてくださっています。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:義歯床下粘膜 疼痛 フィットチェック フィットチェッカー 無歯顎 Re-balance Re-build アンチモンソンカーブ 中心咬合位

  • #14 術後の検査・評価 / コラム 軟質裏装材 17:26

    65歳以上の無歯顎患者はほとんど口腔機能低下症です。

    #14では金澤学先生に無歯顎患者に対して口腔機能低下症についてどうアプローチしていくかを、詳しくお話して頂きました。
    また、どのような検査があるのか、それにかかる費用についても詳しくお話くださっています。

    義歯作成、リコールについてのみならず患者の意識改善が重要だと仰る金澤先生。
    どのように改善していくかをお話くださいます。

    最後のコラムでは軟質裏装材の種類やどんな患者に用いるか、そしてリラインのポイントについてもポイントを絞ってわかりやすく説明してくださっています。

    これまでご講演をなさった4人の先生方が前日の夜までこちらのプレゼンテーション準備をしていたとあって、最終章にふさわしいプレゼンテーションとなっています。 是非ご覧ください。

    ※2019年11月24日に開催されたセミナーを撮影・編集したものです。

    本動画は月刊「歯界展望」別冊『はじめての全部床義歯』(医歯薬出版株式会社)/松田謙一・熱田生・金澤学・松丸悠一 編
    を各先生方に解説いただいた内容となっております。


    キーワード:グミゼリー 患者満足度 PDA オーラルフレイル  グルコラムを用いた咀嚼能力検査(ジーシー) 食事バランスガイド

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