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矯正歯科のトレンド ~カリエールモーション×アライナートリートメント~ #3

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プレミアム 2018年10月11日(木) 公開

矯正歯科のトレンド ~カリエールモーション×アライナートリートメント~ #3

概要

成長期の患者が増え、審美目的だけでなく臨床的利点からアライナー矯正を選ぶ意義を再確認する内容です。
混合歯列で狭窄が強く、犬歯萌出スペースが不足するティーン症例を通じ、固定式で生じやすいリスクと、アライナーでの移動設計を比較しながら要点を解説します。
 
▼症例:混合歯列の狭窄と犬歯萌出不足
乳歯が残存し、歯列は明らかな狭窄です。上顎犬歯は側切歯の上方から進入し、第一大臼歯は近心傾斜がみられます。
口腔衛生は不良で歯肉腫脹や白濁もあり、固定式装置は脱離や白斑のリスクが高い状況です。
 
▼アライナーの移動設計
パノラマで歯冠形態をマスクして評価すると、根尖位置は概ね良好です。
ブラケットでレベリングすると歯軸を中心に整列する
過程で根尖位置や正中が一度ずれて、再度修正する「ラウンドトリップ」が生じがちです。
アライナーでは根尖位置を極力動かさず歯冠をティッピング主体で動かす設計が可能で、無駄な往復移動を減らし所要期間の短縮が期待できます。
 
▼症例の治療経過
臼歯のローテーションとアップライトを段階的に計画し、途中で犬歯誘導を行いながら進めます。
混合歯列の交換を待つ必要があるため治療は23か月です。
側方歯群の回転改善によりアーチ長を確保し、萌出スペースの不足を解消します。
 
▼成功要因とコミュニケーション
成功の鍵は三つです。①ドクターの治療計画(クリンチェックの設計意図)です。
②患者のコンプライアンスです。取り外し式のため装着時間が結果を左右します。
③チェアサイドの作業です。アタッチメント設定などの精度が必要です。
初診時は費用・期間・装置と協力事項を明確に説明し、口腔内スキャナーで現状と方針を可視化して同意を得ます。
アライナーの衛生面の利点も含め、治療選択を納得して進められるよう支援します。


こちらの動画は2018年6月21日に開催されたDoctorbook academy 1DAYセミナー「矯正歯科のスペシャリストによる1Dayセミナー ~矯正歯科のトレンド~」を映像化したものです。ぜひシリーズでご覧ください。

《第一部》
矯正歯科のトレンド カリエールシステムSAGITTAL FIRSTの優位性(螺良 典秀先生)
《第二部》
リンガル矯正や抜歯症例におけるカリエールモーションの有用性(奥田 薫之先生)
《第三部》
矯正歯科のトレンド ~カリエールモーション×アライナートリートメント~(賀久 浩生先生)

キーワード:カリエールモーション アライナー 矯正治療 インビザライン

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