唾液が減ると,なぜう蝕になるの?│Step5-2
概要
前回の動画では、唾液の働きの1つである「イオン貯蔵作用」について講義いただきました。
続いてStep5-2では、唾液の「浄化作用」について学んでいきます。
唾液の量が減ると、なぜう蝕になってしまうのでしょうか。
ここでは「唾液中スクロース濃度とバイオフィルムのpHの経時変化」を比較した研究結果から検証していきます。
まずバイオフィルムを3日間成熟させ、スクロース溶液で30秒間うがいをします。
その0〜20分後の唾液中のスクロース濃度とバイオフィルムのpHを計測するという研究です。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
唾液の浄化作用が通常の人と弱い人では、10分後の糖の濃度に10倍もの差が認められました。
またバイオフィルムのpHに関しては、pHの数値だけではなく回復にかかる時間にも大きな違いがあることがわかります。
唾液の浄化作用は、個々によって差があり、大きく異なるということです。
ドライマウス患者のステファンカーブを見てみると、pHが正常に戻るまでに要する時間もかなり違います。
健常者と比べて具体的にどの程度の時間差があるのか、ぜひ動画内にてご確認ください。
この図を見ると、う蝕になる環境であることは明らかだと感じられるでしょう。
続いて唾液の「浄化作用」について講義くださいます。
唾液により何を洗い流しているのかというと「糖」と「細菌」です。
ここで考えてみていただきたいのですが、口腔内に一番細菌が少ない時間とは、一体いつでしょうか。
一番多い時間は、皆さんよくご存知の通り「起床後」です。
細菌が一番少ない時間については、ぜひ動画をご覧になってみてください。
今回の動画では「糖」について、正常な唾液と糖の量の関係がどのようなものかという点をご説明いただきます。
糖の量が多い場合と少ない場合では、唾液によって濃度が中和される時間に違いはあるのでしょうか。
またう蝕のリスクを高めるのは、砂糖の量でしょうか。
それとも摂取回数でしょうか。
この件については、Step3−8でもお話がありました。
まだ動画をご覧になっていない方、しっかり覚えていないという方は、ぜひ見直してみてください。
そして唾液量が正常である場合と少ない場合では、糖の薄まり方がどう異なるのかご存知でしょうか。
こちらも図を通して理解することができますので、合わせてご確認いただければと思います。
Step5-2の最後では、患者様に「唾液が少ないことで何が問題なのか?」聞かれた際の的確な回答が述べられています。
こちらも大変簡潔に患者様の理解を得られる伝え方ですので、チェックしておきましょう。
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