ドライマウスは何が原因で起こるの?│Step5-7
概要
今回の動画では「ドライマウスがなぜ起きてしまうのか」という点について学んでいきます。
年齢に比例して、ドライマウスの患者様は増加傾向にありますが、その原因はほぼ「加齢だけではない」そうです。
ドライマウスの原因は実に多様ですが、本動画では主な原因として3つご紹介いただきます。
1つ目は「薬剤副作用」によるものです。
一般的なドライマウスのほとんどはこちらが原因だと言ってもよいでしょう。
なぜなら、薬剤の80%は唾液を出なくさせてしまうからだそうです。
唾液は通常、唾液腺を通して水分が出てくる仕組みですが、薬剤に含まれる「抗コリン作用」により唾液分泌阻害が起こります。
抗うつ薬・睡眠薬・抗ヒスタミン薬・抗コリン薬・抗高血圧薬・パーキンソン治療薬・鎮静薬など、様々な種類の薬剤です。
この中で特に抗うつ薬・睡眠薬・抗高血圧薬を服用している患者様に出会うことは、多くあるのではないでしょうか。
さらに服薬数が増えるにつれて、口腔乾燥症の割合はどう変化すると思われますか。
ここで伊藤先生は、この変化を図を用いて説明してくださいます。
薬剤数が増えるほど、口腔乾燥症はどんどん増加していくことがおわかりいただけるはずです。
このことからも「カリエスコントロールは生涯必要なものである」と言えるのではないでしょうか。
2つ目の原因は、全身疾患の「シェーグレン症候群」です。
これは「自己免疫性分泌腺症」のひとつで、唾液腺や涙腺に症状が現れます。
涙腺・耳下腺・顎下腺の腫脹と分泌障害を起こすため、ドライアイやドライマウスになってしまうのです。
このような知識を持っていれば、歯科医療でも病気を見つけることができるかもしれません。
シェーグレン症候群は40〜50代からなり始め、高齢者の1〜4%に見られますが、そのうちの90%は女性だと言います。
もし疑われるような場合は、リウマチ科に紹介をしましょう。
そして最後に3つ目の原因とされるのは「放射線療法」です。
頭頸部の悪性腫瘍に対する基本的な治療ですが、細胞を死滅させるのと同時に唾液腺も死んでしまいます。
そのため、医科では「塩酸ピロカルピン(サラジェン)」という薬が処方されるそうです。
では臨床において「刺激時唾液が全く出ない」という患者様に出会った場合、私たちはどう対応すべきでしょうか。
動画の中で伊藤先生は「重曹うがい」を紹介してくださっています。
その効果と実践方法については、ぜひ本動画でご確認ください。
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