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【資料請求可能】フィルテック™ フィル アンド コア フロー コンポジットレジンの 特徴を活かした接着臨床

2018年5月26日(土)
提供:スリーエムジャパン株式会社

日々の臨床におけるフロアブルコンポジットレジンと新規フロアブルコンポジットレジンの特徴


近年、日本の歯科臨床におけるフロアブルコンポジットレジンの広がりは目覚ましく、世界的にみても日本は接着臨床にフロアブルコンポジットレジンを使いこなしている臨床家が多いのではないだろうか。その背景には異なる粘稠性と高い機械的物性をもつフロアブルコンポジットレジンの開発が大きく影響している。一方「サッと流れ、キレがよく、ピタッと留まる」という特徴的な物性により、1つの粘稠性で充填から補修修復まで幅広い症例に対応できるフィルテック™ シュープリーム ウルトラ フロー コンポジットレジンはその簡便さや在庫管理を容易にしやすいという点で愛用している歯科医師も多い。
 
この度、この使いやすさはそのままで、より幅広い接着臨床に対応したフィルテック™ フィル アンド コア フロー コンポジットレジンが発売された。本製品は従来製品と比較して重合収縮量が小さくなっただけでなく、重合収縮の際に窩壁に及ぼす応力が約半分程度であり、深い窩洞においても 4mm まで一度に填塞することが可能となった。重合収縮応力が大きいと接着面の漏洩のみならず、残存歯質におけるクラックといったリスクを上昇させるといわれている。重合収縮応力の軽減による臨床への貢献は目に見えにくい物であったとしても、歯科医師にとって大変安心できる特徴と言えよう。



重合収縮応力は裏層のみならずCファクターが大きくなるレジン築造時に重要である。本製品は製品名からも分かるように、裏層ならびにレジン築造にも使用可能となっている。そこで今回はフィルテック™ フィル アンド コア フロー コンポジットレジンの特徴を活かした効率的かつ優れた予後が期待できる接着臨床を、直接修復、間接修復の両面から紹介したいと思う。


 


フルテック™フィルアンドコアフローコンポジットレジンをレジン築造に用いた間接修復




平成 26 年度診療報酬改定では支台築造に関して「3壁以上残っていれば、スクリューポスト等を使用しなくても算定可能」とされた。本症例では支台築造の中心となるコア部を維持する歯根部と歯冠部の歯質が十分に残存している為、ポストを付与する必要がない。これによって根管 部の歯質を保存できるため、歯根破折の予防につながる。さらに本製品を用いることでより確かな接着を獲得し、歯冠部歯質を一体化すること により、コロナルリケージを回避し歯内療法の長期的な予後安定が期待できる。 


 


フルテック™フィルアンドコアフローコンポジットレジンを裏層に用いた直接修復




本症例では術前の咬合関係を保存するため、健全なエナメル質を可及的に保存した。そのため窩洞は象牙質の裏打ちのない遊離エナメル質を含む複雑かつ大きな窩洞となった。このような場合、術後疼痛を回避するために、重合収縮応力が小さく効率的な CR 修復を可能とする本製品の有用性は高い。  

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