6月診療報酬改訂で注目されるMFT(口腔筋機能療法)
はじめに
2026年6月の診療報酬改訂により、小児口腔機能管理の点数引き上げによりMFTが注目されています。これにより、これまで「重要だが収益化しづらい」とされてきたMFTが、医院経営においても現実的な選択肢として再注目されています。本コラムでは、MFTの基礎的な価値から、医院への具体的な導入方法、そして成功のポイントまでを解説します。
1. なぜ今MFTなのか?
■ 診療報酬改訂のインパクト
今回の改訂により、MFTに関連する指導・管理の評価が向上し、継続的な介入が医院経営においても意味を持つようになります。
■ 小児〜成人まで広がる適応
MFTは小児矯正だけでなく、以下のような幅広い症例に関与します。
・口呼吸
・舌突出癖
・開咬・叢生の再発予防
・睡眠時無呼吸(軽度)
・摂食嚥下機能の低下

MFTは単なるトレーニングではなく、長期的な口腔機能の改善を目的とした“予防医療”の一環です。自費・保険の両軸で展開しやすい点も魅力です。
2. MFT導入のメリット
■ 医院経営の安定化
継続的な通院が前提となるため、患者との接点が増え、LTV(顧客生涯価値)の向上につながります。
■ スタッフの専門性向上
歯科衛生士が主体的に関われる領域であり、モチベーションやスキルアップにも寄与します。
■ 差別化
「機能」にフォーカスした診療は、従来の歯科医院との差別化要素として強力です。
3. 導入までのステップ
STEP1:院内理解の形成
まずは院長・スタッフ間で「なぜMFTを行うのか」を共有することが重要です。
・ゴール設定(矯正連携か?予防強化か?)
・対象患者層の明確化
STEP2:教育・トレーニング
MFTは正しい知識と指導スキルが不可欠です。
・外部セミナー受講
・マニュアル・プロトコル整備
・ロールプレイ
STEP3:診療フローへの組み込み
既存の診療にどう組み込むかを設計します。
・初診カウンセリングでのスクリーニング
・定期検診との連動
・矯正治療との併用
STEP4:ツールと環境整備
・トレーニング用器具
・説明用資料(患者向け)
・記録フォーマット(写真・動画)
STEP5:患者への提案設計
単に「やりましょう」ではなく、価値が伝わる説明が必要です。
・口腔機能発達不全がもたらす影響を保護者に説明
・継続したモチベーション管理
・食事や睡眠といった生活改善との関連付け

まとめ
診療報酬改訂を契機に、MFTは単なる点数アップにとどまらず、
・医院の価値向上
・患者満足度の向上
・長期的な口腔機能の改善
といった本質的なメリットを最大化するためにも、今こそ戦略的な導入が求められています。まずは小さく始め、仕組み化し、医院の強みに育てていきましょう!
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