【Special】セラミック修復物の接着の化学 ~最前線に迫る~
近年歯科材料は目まぐるしく進化していて、年を追う毎に新製品が発表されています。特に審美性の高いセラミック材料は様々な材料と接着システムが出てきています。接着は目で見てすぐに評価出来るものでありません。
e-max・ジルコニア・CAD/CAM冠
これらの修復物に対して最適な接着について整理できていますか?
2016年11月20日にDoctorbookで主催した接着修復治療に着眼したセミナーにて、東京医科歯科大学の高垣智博先生に「セラミック修復物の接着の化学」と題してお話いただいた内容を動画にてまとめました。セラミックの種類ごとの接着前処理(歯面処理・修復物処理)と効果的なマテリアルの選択を臨床と研究に結びつけてお話いただいております。自費の修復物に力を入れている先生は是非ご覧になっていただきたい内容です。
①アメリカでの潮流
日本ではメタルボンドや保険の金属と歯の接着が未だ多くなっていますが、アメリカではどういったマテリアルが使われているのでしょうか?
前歯部審美領域ではe-maxやジルコニアフレームのポーセレンが多く、臼歯部ではフルジルコニアが第一選択になっています。この潮流が日本でも来ることは必須であり、これらのセラミックの接着をしっかり理解しなければなりません。
②接着をしっかり得るためには
接着には適切に行う順序がありそれをしっかりと守ることで安定した長期予後を得ることができます。
中でも適切な修復物の前処置処理がとても重要です。
③e-maxの接着
e-max(二ケイ酸リチウムガラスセラミックス)の接着方法のキーポイントをお話しています。適切な前処置と適切な歯面処理、そして適切なマテリアル選びがなければ破折や脱離の原因になってしまいます。
フッ酸とシランカップリング剤という組み合わせがe-max接着の王道でした。しかし今は安全性と接着性に富んだ材料が研究データと共に実績を上げてきています。
動画の中では論文の研究データや電子顕微鏡の画像、作用効果のシェーマで詳しくご説明頂いております。
④ジルコニアの接着
ジルコニアセラミックスの接着のキーポイントです。
昔はジルコニアの接着は難しいと言われていました。現在の主流の前処置と接着方法はどのようなものでしょうか?
フルジルコニアの調整と研磨方法もお話頂いています。
動画の中ではそれぞれの接着と前処置のバリエーションを一覧表にしてまとめています。難しいジルコニアの調整と研磨も各社のバーをまとめて一覧表にしておりとても見やすくわかりやすいものになっています。
⑤CAD/CAM冠(保)の接着
CAD/CAM冠の接着のキーポイントです。
保険導入されてから広く普及したCAD/CAM冠ですが、脱離などのトラブルも多いのが現状です。コスト面も考えながら適切な接着を得るにはどうしたら良いでしょうか?
コストと手間を少なくしつつ、良質な接着を得るための手順についてわかりやすく説明していただいております。
⑥まとめ
最後には各セラミックごとの接着方法と前処置についてまとめてあります。スライドに一枚で各々まとまっているのでとても参考になります。
セラミックの接着で悩みがある先生はこの動画を見ることで解決出来ることでしょう。
一括購入には割引を適用しておりますので、ぜひご覧ください。
◆1パート購入:4,000円
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