認知症患者さんとの対話|拒否や無言の裏にある「理由」を理解する
2026年3月25日(水)
「新オレンジプラン」や「認知症基本法」でも歯科の役割が強調されている今、多くの歯を残したまま認知症を発症する患者さんへの対応力は必須スキルです。
1. 「意味のない行動はない」という視点を持つ
認知症の患者さんが診療を拒否したり、無言になったりする背景には、見当識障害による不安や混乱が隠れています。ご本人が状況をうまく説明できないだけで、その言動には必ず理由があるという「パーソンセンタードケア」の視点を持ちましょう。
2. 安心感を与えるコミュニケーションの第一歩
問診の際は、笑顔での声かけはもちろん、今から何をするかを「実況中継」するように伝えることが安心感に繋がります。ご本人の大切な習慣や家族関係などの背景情報を引き出すことで、歯科医院を「不安な場所」から「安心できる場所」へと変えていくことができます。
まとめ: 明日からの臨床に活かせるヒント
認知症ケアの基本は「共生」です。医療情報の収集に留まらず、患者さんの人生の背景に寄り添う姿勢を示すことで、スムーズな受診と治療維持が可能になります。