【動画で解説】エンドクラウンの世界へようこそ:研究と臨床の舞台裏を明かす
2024年度診療報酬改定にて、「エンドクラウン」が新規保険収載されます。それに先駆けて、新たな歯科治療の地平を切り拓く正木千尋先生、池田弘先生、吉居慎二先生が一堂に会し、エンドクラウンに焦点を当てたディスカッションが実現しました。
この動画では、従来のポストクラウンとのメリット比較を皮切りに、国内外での最新研究成果や臨床応用に関する情報、そして日本での展望など幅広いトピックが網羅されています。
参加する各先生が、自身の専門分野からエンドクラウンが歯科治療にどのような可能性をもたらすかについてディスカッションを行います。エンドクラウンの研究のきっかけ、臨床での挑戦や成功の秘訣などについても言及します。
さらに、最新の医療診療報酬改定の影響についても触れ、エンドクラウンの臨床応用がどのように進展するかについても見逃せません。
この動画は、エンドクラウンに興味のある歯科医師や歯科衛生士にとって、歯科治療の最前線で活躍する先生方から実践的な情報を得られる絶好の機会です。最新の治療技術について理解を深め、今後の歯科治療について考えるための一助となることでしょう!
【講師】
正木 千尋 先生(九州歯科大学 口腔再建リハビリテーション学分野 准教授)
1999年 広島大学歯学部卒業
2003年 広島大学大学院歯学研究科修了(歯科補綴学第一講座)
2004年 アイオワ大学歯学部客員研究員
2005年 九州歯科大学口腔再建リハビリテーション学分野 助手
2007年 同分野 助教
2012年 同分野 病院講師
2015年 同分野 准教授
現在に至る
吉居 慎二 先生(九州歯科大学ラーニングデザイン教育推進学分野 准教授)
2008年 九州歯科大学 卒業
2008年 九州歯科大学口腔機能科学専攻口腔治療学講座 齲蝕歯髄疾患制御学分野 臨床研修歯科医
2009年 早稲田大学情報生産システム研究科客員研究員(2009年4月〜2013年3月)
2013年 九州歯科大学大学院歯学研究科 修了 博士(歯学)
2013年 九州歯科大学 口腔保存治療学分野 助教
2018年 フィンランド トゥルク大学 Turku Clinical Biomaterials Centre客員研究員(2018年9月〜2019年8月)
2021年 九州歯科大学ラーニングデザイン教育推進学分野 准教授
2024年 九州歯科大学臨床研修センター センター長
池田 弘 先生(九州歯科大学 歯学部 生体材料学分野 准教授 )
2011年4月 - 2013年3月 北海道大学 電子科学研究所 博士研究員
2013年4月 - 2016年3月 九州大学, 産学連携センター 助教
2016年4月 - 2021年3月 九州歯科大学, 歯学部 生体材料学分野 助教
2021年4月 - 現在 九州歯科大学 歯学部 生体材料学分野 准教授
エンドクラウンについてもっと知りたい先生への朗報!エンドクラウンに関して、実際の臨床応用と注意点について詳しく解説するLIVE動画をご案内します!
【テーマ】エンドクラウンの基礎知識と臨床のポイント〜2024年診療報酬改定の新増項目「エンドクラウン」を解説!〜
【配信時間】2024年5月20日 19:30~20:30
【講師】駒形 裕也 先生
九州歯科大学生体材料学分野
氷川台たんぽぽ歯科クリニック
本コラムでは、エンドクラウンに関するQ&Aを一部ご紹介します!
Q.エンドクラウンは従来のポストクラウンに比べ、どういったメリットがありますか?
A.エンドクラウンは従来のポストクラウンに比べて、歯の削除量が少なく、より多くの自然な歯質を保持できるため、最終的に歯の強度を維持することができます。
さらに、エンドクラウンは補綴物の脱離リスクが低く、維持管理が容易です。これにより、長期的な歯の健康を促進することが可能となります。
Q.従来のクラウンに比べて、エンドクラウンは脱離しやすいでしょうか?
A.エンドクラウンは、従来のクラウンに比べて脱離しにくいとされています。
これは、エンドクラウンが歯の内部により密着しやすい設計になっているためで、適切な接着と技術が用いられれば、非常に強固な固定が可能です。
Q.研究チームについてご紹介いただけますか?
A.私たちの研究チームは、九州歯科大学に所属し、様々な分野の専門家が集まっています。チームメンバーには、歯科材料学、補綴学、保存治療学の教授たちが含まれ、それぞれがエンドクラウンの研究において重要な役割を果たしています。共同研究を通じて、エンドクラウンの新しい材料や治療法の開発を目指しています。
Q.近年の研究成果及び今後の研究方向についてご教示いただけますか?
A.最近の研究では、エンドクラウンの材料特性や接着技術に関する知見が深まっています。今後は、3Dプリンティング技術を活用した新しい材料の開発や、更なる臨床試験を行い、エンドクラウンの効果をさらに検証していく予定です。