プロに聞く!学会&勉強会にふさわしいドクターのファッション! その3
第3回 スタイルメイキング体験編
普段はユニホームで診療にあたっている歯科医といえども、学会や勉強会にはスーツやジャケットを着ていくという方も多いですよね。でも、ちょっと待ってください!スーツやジャケットを適当に選んでいませんか?
それじゃあ、どんなファッションが正解なの?と疑問に思った皆様!
そんな皆様のために、「学会&勉強会にふさわしいドクターのファッション」を連載でお届けしています。
さて、最終回となる第3回は、実際にドクターにスタイリングを体験してもらった様子をレポートします。
今回、スタイリングを体験されるのは、医療法人社団 栄昂会 細田歯科医院の中原 維浩 院長です。
中原院長は、診療はもちろん、年間100回以上のご講演やマスコミ取材、さらには、ご自身が立ち上げた会社の経営もこなされています。そんな中原院長の悩みは、ズバリ 「ビジネスカジュアルスタイル」。
今回のスタイリングももちろん、阪急メンズ東京の「スタイルメイキングクラブ」でスタイリストをされている高倉さんに、お願いしました。
医療法人社団 栄昂会 細田歯科医院
中原 維浩 院長
2010 年、東京歯科大学卒業。ニューヨーク大学やUCLAなど最先端のアメリカの審美治療に触れ、その後噛み合わせの機能追求のためオーストリアのウィーン大学などヨーロッパでも研修を重ねる。2016年、医療法人社団栄昂会細田歯科医院をリニューアル継承。現在、全国の医院、薬局などの待合室を様々な活動に使えるよう「待合室の革命家」として全国にてスタッフ教育および年間100回を超えるセミナーを行っている。
まずはカウンセリングで、スタイリングの方向性を考える
高倉 初めまして。今回は、ビジネスカジュアルのスタイリングをご希望ということで、具体的にどのようなシーンでの着用を想定されていますか。
中原 ここ最近、歯科医としてではなく、自身で経営している会社の代表として取材を受けることも多くなってきました。歯科医として話すときは白衣を着用するのですが、会社の代表として話すときにふさわしいファッショに困っています。
高倉 今はそのような取材を受けるとき、どのようなファッションをされていますか。
中原 スーツの時もありますが、ジャケットとパンツにネクタイ着用というスタイルが多いです。自分自身にはあまりファッションのこだわりが無いので、いつもは妻に選ぶのを手伝ってもらっています(笑)。
高倉 では、今回もジャケパンスタイルでご提案するのがよさそうですね。まず採寸した後に、具体的なアイテムをご紹介します。
中原 はい、お願いします。楽しみです!
土台となるジャケットからスタイリング開始
高倉 まずは、バスケット織の紺ブレザーです。ブレザーにはカジュアルなイメージがありますが、ボタンがシルバーなので、ビジネスシーンでも着回しのしやすいアイテムです。ジャケットはいつもボタンを留めますか。
中原 留めることはほとんどないです。
高倉 ジャケットは、腕を下したときにウエストの脇の部分から、向こう側の景色が見えるのが今はバランスがよいでしょう。ですので、もしボタンをはずして着用なさるということでしたら、その状態でサイズ感をみるのがよろしいでしょう。
中原 ジャケットの胸元にこぶしが入るくらいがベストと聞いたことがありますが、ほんの少しタイトに着たほうが今のトレンドなのですか。
高倉 そうですね、ほんの少しウエストにしわが寄るくらいがトレンドです。このジャケットはサイドベンツ(ジャケット背面の両サイドに切れ込みがあるもの)なので、きれいにジャケットの裾が腰下へ流れるところです。後ろ姿をお写真で撮影しますので、こちらでご覧ください。
中原 おおー!撮った写真が投影される仕組みなのですね。試着して後姿をチェックすることって、ほとんどなかったです。
試着の際は、後姿もしっかりとチェック
高倉 後姿をみることで、ジャケットのしわの寄り具合や長さをチェックできます。このシステムではQRコードも発行できるので、当方でコーディネートしたものを撮影しておけば、コーディネートの見本帳として家で確認することもできます。
中原 これは便利です。オススメしてもらったコーディネートを全部覚えているのは難しいので、こういったサービスがあると、とっても助かります。
高倉 では次に、もう少し秋冬らしいのジャケットをご紹介します。とても柔らかい素材で、肩パッドもほぼなく、パッチポケット(ジャケットの上に貼り付けたポケット)なのでとてもカジュアルなジャケットです。ただ、先ほどの紺ブレザーよりも落ち着いて見えるので、例えば目上の方と会う時にもおススメです。
中原 この感じの素材はよく着ます。素材やポケットの種類によって、イメージが全く変わるのですね。
ニット素材のジャケットが柔らかな印象を演出
高倉 さて最後は、ニット素材のジャケットです。こちらはニットなのですが、かっちりと見えるのが特徴です。カジュアルシーンにもビジネスシーンにも使えます。肩回りやラペル部分にはりをもたせながらニットのような着心地を実現しているので、華やかさもありつつ優しい雰囲気にみえます。私の一押しです。
中原 素材感も色も、自分では買ったことのないジャケットです。(ここで取材スタッフから、「素敵!」と絶賛の嵐)
高倉 皆さんの反応も良いので(笑)、こちらのジャケットをベースにスタイリングしていきましょう!まずは、白のシャツをお試しください。これは、襟から前立てにかけて芯が入っているので、ノーネクタイでもきれいに襟が立ちます。この夏に大ヒットしたシャツです。
中原 びっくりするくらい、ぴったりです。なかなか、ここまでしっくりくるシャツは見つからないのですが・・・気に入りました。
高倉 それは嬉しいです。では、次にパンツを合わせていきましょう。素材はコットンでカジュアルですが、色がグレーなのでウールのスラックスのように見え、先ほどのジャケットにぴったりです。
中原 近くで見ると確かに少しカジュアルな感じがしますが、鏡を通してみると、そういう印象が薄れます。すっきりとした印象なのに、生地が伸びるので窮屈な感じがしないです。
食わず嫌いせずにトライすることで、似合うスタイリングが見つかる!
高倉 お尻のあたりももたつかず、とてもきれいなシルエットです。これに、先ほどのジャケットを羽織ってみましょう。
中原 おお!すごいっ!どれも自分では選ばないですが、着てみると、いいです。食わず嫌いせずに、色々試してみると新たな発見があるものですね。
高倉 では、もう少し冒険してみましょう。シャツをストライプにするだけで、印象ががらりと変わります。
中原 これもまた、自分では絶対に選ばないシャツです。シャツだけだと結構派手な感じがしますが、ジャケットの下に着ると、柄のインパクトが抑えられます。
高倉 これだけだとかなりカジュアルな印象になりますが、ネクタイをプラスするだけで、一気にビジネスライクになりますよ。ただし、このスタイルにネクタイをするならば、無地か小紋柄のものをおススメします。主張のあるシャツと柄が激しいネクタイを合わせると、少しうるさい感じになってしまいます。
中原 全くイメージが違いますね!実は明日、生放送での講演があるのですが、このスタイリングでも違和感ないですか?映るのはバストアップなのですが。
高倉 そういう時に役立つのが、ポケットチーフです。青一色のジャケットの中に違う色が入るので、メリハリがつきます。一番フォーマルなのは白の麻のチーフで、これを1枚お持ちいただくと便利です。
中原 全然違いますね。「できる人!」という感じがします(笑)全体的にシャキっとした印象になります。
高倉 これで、全体のスタイリングは終了です。いかがでしたか。
中原 新たな発見が沢山ありました。自分では選ばないアイテムばかりなのに、とってもしっくりきました。取材の方々の反応も良かったですし(笑)。それに、普段、何気なく洋服を買っていましたが、着こなしには色々なルールがあるのですね。その中で方程式のように、色々なアイテムを組み合わせる必要があることに驚きました。自分ではなかなか分からないので、プロの方にお願いするのは非常に有効だと思います。
連載記念、スペシャルプレゼント
今回、阪急メンズ東京「スタイルメイキングクラブ」さんから、素敵なプレゼントをいただきました。
なんと、通常入会金3,000円が必要なスタイリングサービスを、連載読者限定で無料にて提供いただけることになりました!
スタイリングご希望の方は、「阪急メンズ東京×Doctorbookの連載を見た」とお伝えいただき、お電話にてご予約ください。
スペシャルプレゼントは10月末日までにお電話をいただいた方限定なので、お早めに!
【ご予約先】
阪急メンズ東京「スタイルメイキングクラブ」
https://www.hankyu-dept.co.jp/mens-tokyo/service/style.html
TEL:03-6252-5265
※スペシャルプレゼントは2019年10月末日までにお電話をいただいた方限定です。2019年11月1日以降に
お電話いただいた方については、通常通り入会金が必要となりますのでご注意ください。
※お電話での予約時に「阪急メンズ東京×Doctorbookの連載を見た」とお伝えいただかない場合、通常通り、入会金3,000円をご負担いただきます。
※入会金は無料ですが、商品購入の際には、当該商品のお支払いをお願いいたします。
スタイルメイキングクラブは、阪急メンズ東京に在籍するスタイリストの皆さんに、ファッションに関する相談ができるサービスです。
仕事やポジションに合わせたスタイリングはもちろん、その人のライフスタイルに合わせたワードローブのプランニングや
パーティースタイルのコーディネートまで提案してもらえます。