侵襲性歯周炎とは 【歯科用語コラム】
2023年3月28日(火)

侵襲性歯周炎とは
急速な歯周組織破壊(歯槽骨吸収、アタッチメントロス)と家族内発現を認めることを特徴とする歯周炎のこと。
全顎的に症状が出る広汎型と、前歯と第一大臼歯にのみ垂直性骨吸収が見られる限局型がある。
全身的には健康であり、好発年齢は10~30歳代。
一般的にプラーク付着量は少なく、Aggregatibacter actinomycetemcomitansの存在比率が高く深いポケットと重度の骨吸収が特徴的である。
侵襲性歯周炎の罹患率は、0.05~0.1%とされている。
糖尿病等の易感染性患者の場合、歯周炎の症状が重症化する傾向がある。
侵襲性歯周炎ついて動画で学ぶ

小方 頼昌先生
日本大学松戸歯学部 歯周治療学講座の小方頼昌先生にエムドゲインを用いた再生療法についてお話いただきました。
術中の写真が多く、手術の流れや注意点など細かいところまで見ることができます。術後のエックス写真では骨再生を認める像が確認できます。
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阿部 健一郎先生
広汎型侵襲性歯周炎の患者さんに対しての診査・診断〜歯周基本治療〜歯周外科処置〜SPTまでの流れ・術式・考え方を、阿部 健一郎先生に丁寧にご説明いただきました。
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宮地 栄介先生
歯肉退縮について、原因の特定方法と解決のための治療方法、またその治療方法に外科処置を介入させる場合の術式選択まで、詳しく解説してくださいました。
歯周治療に関する分類法も織り交ぜながらの講義なので、基礎的な部分の復習にもなります。後半には宮地先生が治療された症例も紹介されています。
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