【製品紹介】カタナ クリーナー&クリアフィル ADファイバーポストII
[新製品1] カタナ クリーナー
●唾液などの汚染により、歯科用接着材の接着力は低下
試適時などに生じる唾液や血液が支台歯や補綴装置の被着面に付着することにより、歯科用接着材の接着力は低下します。試適時の汚染に対する清掃として、通法として行われる歯質(エナメル質・象牙質)やジルコニアに対する水洗やエタノールによる清掃のみでは、接着力は汚染前のレベルまで回復しないとの報告(*1)もされています。
*1 加藤正治 「被着面の汚染に対する各種洗浄方法が接着に及ぼす影響」 第38回 日本接着歯学会学術大会 ポスター発表 P13
●口腔内外で使用可能
「カタナ クリーナー」は、口腔内外で使用できる弱酸性の液体で、歯質・セラミックス・CAD/CAM冠、歯科用ポスト、歯科用金属などの清掃に幅広く使用できます。
「カタナ クリーナー」に含有されるMDP塩(*2)は、界面活性効果による高い洗浄効果を有しており、「パナビア V5」、「SAルーティング Multi」及び「クリアフィル ユニバーサルボンドQuick ER」など歯科用接着材の操作前に使用することで、汚染された被着面への接着力を回復します。
*2 MDP塩はリン酸エステル系モノマー「MDP」と塩基性成分により形成される。
●シンプルなステップ
支台歯や補綴装置の被着面へ塗布・10秒以上こすり塗りした後、水洗・乾燥をするというシンプルなステップで清掃することができ、日常臨床において生じる唾液や血液などによる被着面の汚染を清掃することが可能です。
[新製品2]クリアフィル ADファイバーポストII
レジンコア・ボンディング材を含めた支台築造システムをラインナップするクラレノリタケデンタル社より、No.2からNo.6までのポスト径を揃えた「クリアフィル ADファイバーポストII」が発売されました。
「クリアフィル AD ファイバーポストII」はグラスファイバーに加え、マトリックス部への無機フィラー配合により機械的特性を向上させたグラスファイバーポストで、耐久性の向上が期待されます。また、同社のファイバーポストシリーズの特長である根尖側に溝を付与することによるレジンコアとの機械的維持力の向上という特性を継承しています。
ファイバーポストの口腔内への試適時にピンセット等で把持しやすいように、従来品よりもポストの長さを4mm延長(18mm→22mm)しています。なお、試適により唾液や血液により被着面が汚染された際には、先述の「カタナ クリーナー」により根管内及びファイバーポストを清掃することができ、支台築造ステップ全体を考慮したシステムです。
お問い合わせ先
クラレノリタケデンタルインフォメーションダイヤル
フリーダイヤル 0120-330-922
月曜から金曜 10:00-17:00
クラレノリタケデンタル株式会社
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3大手センタービル
資料請求・問い合わせる