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患者のモチベーションアップは、 mil-kinを活用したプラークの「見える化」にあり!

2021年6月11日(金)
提供:株式会社mil-kin

TBIの悩み

「何度もTBIしているのに、患者さんは全然歯磨きしてくれない・・・。」

「長い期間をかけてう蝕・歯周治療を行なってメインテナンスへ移行したのに、また新たなう蝕ができてしまった。」

多くの歯科医院ではこうした悩みを多く抱えてらっしゃるのではないでしょうか。
こうした状態は、同じ患者さんに何度もTBIを繰り返さなくてはいけなくなる担当歯科衛生士の疲弊を招きかねないですし、患者さんからも「私は毎日歯磨きしてるのに。」「メインテナンスに通っているのにむし歯ができるのはおかしいのでは?」と思われたりしてすれ違いが生じやすく、お互いハッピーになることが難しいです・・・。

よく言われていることですが、「磨いていること」と「磨けていること」は全く別の話なんですよね・・・。
そこで、この度、当院はmil-kinを導入してのTBIを行なってみることにしました!

mil-kinって?

mil-kinとは・・・

・チェアサイドで簡単チェック
・スマートフォンで簡単チェック
・コンパクト設計 訪問診療に対応
・口腔内をリアルタイムに確認
・患者様のデンタルIQ・モチベーションをUP

・・・という、小さいのに優れものの顕微鏡です。


私たちが普段活用しているEPPの数値やPCRの図。
歯科医療従事者からすれば患者さんの現状や変化を見るためにとても有用で分かりやすいツールなんですが、一般の患者さんからしたらやはり分かりやすいとは言えないただの記録となってしまいがちです。

しかし、このmil-kinなら誤嚥性肺炎、糖尿病、心筋梗塞や動脈硬化のリスクを上げると言われている歯周病菌や他の細菌を、生きた状態でリアルタイムに観察できるのです!しかも、スマートフォンの画面上で。

ちなみに、専用のソフトを利用したらスマートフォン以外の他のi-Padなどのデバイス上からも細菌の動画を観られるので、大きい画面でインパクトのある映像をその場で患者さんにお見せすることも可能です。

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どうやって使うの?

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使い方は簡単。
mil-kinのレンズ部分にディスポのガラスプレートを乗せ、歯間ブラシ等で採取したプラークを専用のプラスチックのケース内の水で撹拌させ、それをガラスプレートに乗せて、スマートフォンで観察するだけ。ピント調整は不要で、微調整はスマートフォンが自動的に合わせてくれます。

患者さんにどれくらい影響を与えた?


患者さんに回答していただいたアンケートをご覧ください。


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いくつかの質問に10段階で回答していただいたのですが、たとえば「歯磨き習慣は必要だと思いますか?」という質問に対し、mil-kin使用前は平均9.44点だったのが9.64点へ0.2点アップ。

「自分の歯の状態に合わせた、適切な歯間ブラシや洗口剤などの商品は必要だと思いますか?」という質問に対しては8.68点→9.44点へ0.76点アップ。

「唾液検査や詳細な菌検査を受けてみたいですか?」という質問に対しては8.08点→8.6点へ0.52点アップ。

「こんなに磨き残しがあって・・・」という具合の従来のTBIでは与えられなかったインパクトを、mil-kinなら与えられるのです!なんてったって、今、自分の口腔内から採取したプラークの中にこれだけの細菌がうごめいているんだよ、というのがその場で分かるわけですからね。

あ、そうそう。
逆にインパクトが強すぎて、「ご自身のスマートフォンでもこの動画を撮影できますよ。」とこちらがおすすめしても患者さんから

「嫌です・・・。(苦笑)」と断られてしまうこともあったくらいです。(笑)


訪問診療での活用


私自身は普段、訪問診療で施設へ伺う日数が多いのですが、その訪問先でも毎回mil-kinを使用して動画を撮っています。


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というのも、下記の2つの目的があるためです。

①患者さんの現状・変化を記録し、ご本人やご家族・施設職員の方々への説明時に活用する
②口腔内の細菌数・活動性を観察することで誤嚥性肺炎などのリスクを予測し、歯科衛生士による口腔ケアの翌月の回数を決定する

①は前述のようにTBIに活用するイメージです。
また、施設によっては口腔ケアの状況について毎月定期的に職員の方々に集まっていただいて情報共有をする場があるため、今後はそのような場でもmil-kinの動画を共有して変化を報告できればと思っています。

口頭だけでいくら「〇〇さんの口腔内はこういう状況で・・・」とか「ここに磨き残しがあって誤嚥性肺炎のリスクが・・・」などと説明しても、インパクトが薄いと「そうですね。」で終わってしまう可能性もありますので。(現在は新型コロナウイルスの影響もあり、残念ながら なかなかそのような場が設けられていませんが・・・。)

②は、mil-kinによって得られた情報を、翌月の歯科衛生士による口腔ケアの介入回数決定のための判断の材料にするということです。
う蝕・歯周病の他、誤嚥性肺炎をいかに減らすか、も訪問診療においてはとても重要な目標です。免疫力が低下しがちな高齢者の場合は、一旦 誤嚥性肺炎などでダメージを受けてしまうと回復にも時間・労力などがより多くかかってしまうことも多いので・・・。

誤嚥性肺炎の予防のためには口腔リハビリなどの口腔機能管理も大切ですが、それを安全に円滑に進めるためにも、まず口腔内を機械的に清潔にする口腔衛生管理が重要ですので、そこでもmil-kinを活用し、重点的に口腔ケアの介入を行なっていった方が良い方をピックアップできるようにしています。


mil-kinで見えるもの


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mil-kinが繋ぐ未来


今回、私がmil-kinを使用して感動したのは、患者さんのモチベーションアップにmil-kinが非常に大きな役割を果たしてくれたことももちろんなんですが、mil-kinを使用したことで歯科衛生士の周囲の歯科医師やスタッフも関心を持って使用中のmil-kinの動画をのぞきに来てくれたり、モチベーションがアップした患者さんからこれまでにはなかった意識の高い発言が引き出せたり、

患者さんから「すごく大事な動画を見せてくれてありがとう!」と感謝されることで担当歯科衛生士のモチベーションアップにも繋がったり、と、mil-kinが色んな「人と人」を繋いでくれたな、という点でした。

どんなに高性能の機器でも、最終的には「人と人」を繋いでくれる機能がないと日々のチェアサイドでは活用が難しいですし、逆に言うと、チェアサイドで活用していくための工夫を重ねて行くことも それぞれの機器のさらなる活用に繋がる気がします。


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ちょっと話がそれますが、以前 訪問先で末期の口腔がんの患者さんの口腔ケアを定期的に行なっていたことがあります。当時、私は歯科衛生士になってさほど年数が経っていなかったこともあり、自分は教科書的に正しいことをしているはずなのに目の前の患者さんが日に日に悪くなっていくことが辛く、無力感しか感じていませんでした。

しかし、当時私が法人内でお世話になっていた口腔外科の先生は、
「何はできなくとも、私たちは患者さんに寄り添うことはできます。」と言ってくださり、今の私の原動力にもなっています。

つまり・・・、私たち歯科の専門家には、治療などによって結果を出すことと共に、患者さんの人生に寄り添うという視点も大切なんじゃないかな、と思うのです。

患者さんが私たちのことを信頼して継続して通院してくださる。はじめは子どもだった患者さんが大人になって、今度は自分の子どもを連れて一緒に来院してくださる。私たちは患者さんの口腔内の変化を継続して見て行く。

そこにmil-kinがあったら、「以前はこういう状況だったのが、今はこうなりましたね。」と、一緒に変化を見ながらお話しすることができます。患者さんの人生に寄り添うことを、mil-kinがサポートしてくれる気がするのです。


※製品(mil-kin)についてのお問い合わせは、お取引があるデンタルチェアメーカーもしくは歯科ディーラー様までご連絡ください。


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