Doctorbook academy

「オンライン資格確認」 がスタート! 健康保険証の資格確認が オンライン上で可能に👍

2021年5月17日(月)
提供:株式会社モリタ

オンライン資格確認って何?

オンライン資格確認は、マイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号等により、オンラインで資格情報の確認ができることをいいます。

1

オンライン資格確認の導入に費用はかかるの?

オンライン資格確認の導入に向けて医療情報化支援基金を創設し、医療機関・薬局のシステム整備を支援します。

1

オンライン資格確認の利用開始スケジュールを教えて!

3

マイナンバーカードの健康保険証利用申込サポート実施へのご協力をお願いいたします!

患者様がマイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、利用申込(初回登録)が必要となります。
患者様向けに、マイナンバーカードの健康保険証利用の申込サポートを行う際の手順について、ガイドブックを掲載しておりますのでぜひご活用ください。

ガイドブックはこちら

医療機関・薬局における実施のメリット
・オンライン資格確認の導入において、患者様にマイナンバーカードを保険証として利用していただくと、事務手続きが簡潔になり、コスト縮減が見込まれます。
・健康保険証利用申込は顔認証付きカードリーダーでも行えますが、顔認証付きカードリーダーにおける利用申込は、一定の時間がかかりますので、患者様に事前に健康保険証利用申込を行っていただくことで、混雑の解消が見込まれます。
マイナンバーカードの健康保険証利用申込サポートを実施される方へ
 「マイナンバーカードの健康保険証利用の申込サポート実施申請書」を提出いただくことで、案内用のチラシテンプレートの共有や、実施機関として厚生労働省HPへの掲載が可能です。※提出は任意です。
 詳しくは以下の申請書を御確認ください。

申請書はこちら


「オンライン資格確認」のメリットと今後考えられる展開などについて、
厚生労働省 医療介護連携政策課保険データ企画室 健康保険情報推進専門官の柏尾 康寿氏にお話を伺いました。

4

インタビューはオンライン コミュニケーションソフトを使用し、東京・大阪間で開催されました。

「オンライン資格確認」を構想された経緯についてお聞かせください

まず何より“正確な資格確認を実施したい”という目標がベースとしてありました。これまで、健康保険証の場合、例えば転職して新しく保険者に申請する際に非常に時間がかかってしまって、その期間中に医療機関を受診すると、資格過誤が発生してしまう問題がありました。「オンライン資格確認」はそうした問題を可能な限り解消したいという発想から生まれました。

「オンライン資格確認」のメリットについて教えてください

大きく2つのメリットが考えられると思います。1つは事務手続きの軽減。
もう1つは、現状より「より良い医療」の提供に寄与できるというメリットです。
事務手続きの軽減については、タイムリーに資格情報を確認できることで資格過誤によるレセプト返戻作業の削減や保険証入力の手間削減などが期待できます。
「より良い医療」の提供については、まず3月末に特定健診情報をマイナンバーカードで受付された方は医療機関で閲覧することができますし、本年10月からは薬剤情報も医療機関で見ることが可能になる予定です。
さらに令和4年からは手術や透析に関する医療情報の閲覧も可能になり、情報ゼロの状態から診るのではなく、その方が過去にどういう健康状態だったか、どんな薬剤を投薬されていたのか、そうした情報を事前に知ったうえで診療に入ることで結果的に「より良い医療」を提供できるようになると考えています。
メリットの反面、情報漏洩などセキュリティ面が心配されます

もちろん、薬剤情報、特定健診情報は本人の同意なくしては絶対に見られない仕組みになっています。「オンライン資格確認」に必要な顔認証付きカードリーダーを例にとると、ご自身が情報開示に同意いただけた場合にのみ医療機関、薬局に開示され閲覧可能になる流れとなっています。また、その同意は顔認証付きカードリーダーの画面遷移の中で取得しますので、医療機関の皆様にとっても同意の取り忘れなどの心配がなくなります。

導入に必要なコストと財政補助について教えていただけますか

事前のヒアリング調査では、導入に必要なシステム改修費が、歯科の場合、概ね42.9万円程になるとのことでした。そこで、その42.9万円のうち4分の3までを補助対象にさせていただいております。ぜひご活用いただければ幸いです。

導入に向けて具体的にどんなアクションを起こせばいいでしょう

「オンライン資格確認」に関するポータルサイトを設けていますので、導入を決めていない方も、まずポータルサイトでアカウントの登録(無料)をお願いできればと思います。登録された方には最新情報をメールでお知らせいたします。さらにポータルサイト内で「顔認証付きカードリーダー」の申込みを行うことで補助金の対象になります。ただ、導入の際にシステム・ネットワークの改修が必要になる場合があることから、同時進行で現在使用しているネットワーク事業者様ともご相談していただくのが良いかと思います。

読者の先生方に一言お願いいたします

歯科領域においても、医療情報を収集・蓄積していくことは今後さらに重要になると考えられます。政府が打ち出している「骨太方針2020」の中にも予防・健康づくりの文脈の中で、歯科口腔保健の充実などが明記されているように、まさに歯科口腔分野は国が目指している健康予防の“一丁目一番地”です。その基盤となる「オンライン資格確認」にぜひともご参加をお願いいたします。この制度は義務ではありませんので「導入しない」という選択肢もあるかと思います。ただ、厚労省あるいは政府全体をあげて「データヘルス改革」を推進し、“日本の医療をより良いものに”という思いの実現に必要なデータ収集の基盤となるのが今回の「オンライン資格確認」です。ぜひ、そうした長期的な構想にご賛同、ご参画いただけるととてもありがたく存じます。歯科医療従事者の皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

「オンライン資格確認」をサポートの詳しい情報は下記のURLからご確認ください。
https://www.dental-plaza.com/article/online_shikaku/
 
出典:厚生労働省「健康保険証の資格確認がオンラインで可能となります~オンライン資格確認導の手引き~」令和3年1月版より

Doctorbook academy

本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。

あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください


Facebook ログインの確認

Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。

Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。 誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。