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【製品紹介】シェードのないコンポジットレジン「オムニクロマ」

2020年11月24日(火)
提供:株式会社トクヤマデンタル

「オムニクロマ」とは?

Omni-(オムニ) という言葉は、元はラテン語で「すべての」「あらゆる」を意味し、Chroma(クロマ)は色(色相と彩度を含んだ色)を意味します。本製品は、1本のコンポジットレジンでありながら、これまでにない非常に幅広い歯質の色調に同化する特長を有することから「オムニクロマ」と命名されました。
「オムニクロマ」にはシェードがありません。「オムニクロマ」自体が幅広い歯質の色調に同化するため、シェードを選ぶ必要がなくなったのです。

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歯科充填用コンポジットレジンでは初! 構造色によって色調を再現

これまで、多数のシェードからなるコンポジットレジンを使用した直接修復が”当たり前のこと”として臨床応用されてきました。患者の審美の要求が高まっている昨今、シェードの選択は日々の診療の中でも、注意力を必要とする項目の一つだったのではないでしょうか。
コンポジットレジンをはじめ歯科の修復材料は日々進歩しています。トクヤマデンタルは、このたび歯科充填用コンポジットレジン「オムニクロマ」を開発しました。従来のコンポジットレジンには顔料が含まれていますが、「オムニクロマ」には含まれていません。構造色によって歯質の色を再現する、新しいコンセプトのコンポジットレジンです。

構造色は微細構造によってさまざまな波長の光が増幅または減衰することで発生し、本来それが持つ色とは異なる色を発色します。モルフォ蝶やクジャクが見せるその美しい色は構造色によるものです。

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トクヤマデンタルが開発した「スマートクロマティックテクノロジー」

「オムニクロマ」に含まれるフィラーは、スープラナノ球状フィラーと呼ばれる、260nmの均一な球状フィラーです。
この粒子形状とサイズが精密にコントロールされたオムニクロマフィラーによって、微細構造を形成しています。

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一方、人間の歯の色は赤色から黄色の範囲に分布されています。
窩洞からの反射光と「オムニクロマ」が発する赤色から黄色の構造色が混色することによって、充填する窩洞の色調に同化した自然な色調適合性が得られます。

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スマートクロマティックテクノロジーとは、スープラナノ球状フィラーによる微細構造と構造色の原理を応用することで非常に幅広い色調適合性を実現する、トクヤマデンタルが開発した技術です。

オムニクロマ特設ページ開設

「オムニクロマ」の硬化前のペーストは白色不透明ですので、歯質との識別が容易です。硬化後に窩洞の色調に同化して自然な外観となります。

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「オムニクロマ」は2019年に欧米にて先行販売され、既に多くの症例が集まっています。オムニクロマ特設ページにて、その一部を紹介しております。

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オムニクロマ特設ページ

製品ページはこちら

次回予告 -「オムニクロマ」ができるまで -

次回は「オムニクロマ」に関する追加情報と共に、トクヤマデンタルが構造色の原理を歯科用コンポジットレジンに応用し、「オムニクロマ」を開発するまでのストーリーを紹介したいと思います。

【資料請求先】
株式会社トクヤマデンタル(下記フォームをご利用ください)

歯科充填用コンポジットレジン(光硬化型) オムニクロマ
(管理医療機器)認証番号230AFBZX00049000

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