既にこのイベントは開催が終了しております。
概要
石井宏先生、寺内吉継先生、Erudes Gotim Jr. 先生、モデレーターには北村和夫先生の4名の歯内療法専門医によるリレー講演です。
診査診断から外科的歯内療法までエンドのジャンルが網羅されておりエンドに携わる全ての方へお送りする講演会です。
先着500名様限定のセミナーですのでお早めにお申し込みください。
【講師紹介・抄録】
■石井宏先生
1993年神奈川歯科大学卒業
2006年 ペンシルバニア大学大学院歯内療法学科卒業
2009年 ペンシルバニア大学非常勤講師
2007年 歯内療法専門医院開設(東京)
AAE specialist member
日本歯内療法学会 専門医
石井歯内療法研修会 主宰
ベンエンドスタディークラブインジャバン 主宰
1. 歯内療法における意思決定について
(ア)歯髄保存の意思決定
(イ)リトリートメントの意思決定
2. 専門医にとっての外科的歯内療法の位置付け
より良い治療法の選択、より効果性の認められた薬剤の選択、より扱いやすい器具の選択、と毎日・毎時間が選択の連続である。 医療においては患者の利益を最優先させた場合に、医学的に優位性があるという理由のみで意思決定を行うことはできない。また外科的歯内療法も歯内療法専門医にとっては習得をしなければならない必須の選択肢の一つであり、この術式の適応の広さは専門医によって違いがあり、それによって救える歯の範囲が変わってくることもまた事実である。本日取り扱う2つのトピックではこれらのことに触れてみなさんと一緒に考察していきたいと考えている。
■寺内吉継先生
神奈川県大和市開業
医療法人社団インテリデント理事長、
東京医科歯科大学非常勤講師、
日本顕微鏡歯科学会指導医、AAE認定講師、
Toronto大学 Endodontic Study Program講師、ポルトガルEgas Moniz大学非常勤講師、
イタリアDEM Education講師、
デンタルアーツアカデミー専任講師・通訳
1. 安全で効果的な根管形成法
2. リトリートメントのいろは
根管拡大形成はアクセスキャビティー形成後に続く、根管治療の予後を左右する重要なステップでもある。 根管形成の目的は根管内の細菌、壊死歯髄組織、う蝕根管象牙質などの感染物質を除去することにある。 根管を適切な広さに拡大形成することによりスムーズな根管壁が得られ、効果的な根管洗浄も可能になる。 しかし、適切な注意を怠るとレッジ形成や器具破折、さらには根管壁のクラックなどの偶発症が発生する。今回の講演では安全で効果的な根管形成をどのように行うぺきなのか、また、どの程度に根管拡大することが理想的なのかを紹介したい。
初回の根管治療が失敗した場合の原因で最も多いのが歯冠漏洩である。すなわち歯冠側で細菌感染が起こり根尖歯周組織に感染が広がることで根尖歯周炎に発展していくことが報告されている。またレッジや 穿孔、そして器具破折などの偶発症も根管治療の予後に負の影響を与えていることは言うまでもない。よって今回の講演ではリトリートメントにおける効果的なポストやコアの除去方法、感染除去のポイント、そしてレッジや破折器具の除去の要点をまとめて紹介したい。
■エルデス・ゴンチンJr先生
※講演は日本語吹き替えになります。
1993-1994 Endodontist, Sao Paulo Association of Dental Surgeons
(APCD-ADA Affiliated)
1995-1996 International Endodontic Program.
University of Pennsylvania School of Dental Medicine
1997-1998 Fellowship- Pain League School of Medicine University of Sao Paulo
2019- Post-doctoral fellowship, Department of Oral Pathology, School of Dentistry, University of Sao Paulo, Brazil
1996- Private Endodontic Practice. Sao Paulo. Brazil
Bioactive材料の科学的根拠に基づいた「手法」と「症例」
歯内療法分野における歯科材料の近年の進歩は、治療の予後と成功率を各段に向上させました。過去30年間、歯髄組織および歯根周囲組織の再生を促す為に、周囲組織に作用し誘導能力を備えた生体適合性材料(以下 Bioactive 材料)の開発に大きな関心が寄せられてきました。これらのBioactive材料はケイ酸カルシウムを主成分にしているため、ケイ酸カルシウム材料とも呼ばれます。最初に採用された材料は、ミネラルトリオキサイドアグリゲー ト( MTA)で、その良好な生態適合性により、初期には大きな注目を集めました。しかしながら、着色や硬化時間の長さ、操作性の悪さなどの欠点のため、いくつかの改良が行われました。現在はさらに新しいBioactive材料が開発され、覆髄、断随、穿孔修復、歯根吸収のリペア、アペキシフィケーション、アペキソゲネシスおよび逆根菅充填材、根管充填用シーラーとしても使用されています。今回の講義では、Bioactive材料の種類・その組成・硬化メカニズム、および歯科医師が天然歯を保存するための手法を説明します。また、臨床例を示すだけではなく、今後の診療で役立つように統計学的に有意な手法や、予後に影轡を与える要因についても解説します。臨床経験だけではなく、難易度の高い症例を学ぶことは、複雑な意思決定能力を必要とされる、歯内療法専門医の一助となります。近年のデジタル技術の進歩(3D分析)や、診療データの記録保存が簡単になり、各々の術者の治療結果を記録・研究する事が簡単になりました。本講義は「手法」ではなく、今後に生かせるように「理由」を追求し、これらの歯内療法材料を活用する科学的根拠に基づき講義いたします。
【スケジュール】
講演1(60分):歯内療法における意思決定について 石井 宏 先生
講演2(60分):Bioactive材料の科学的根拠に基づいた「手法」と「症例」Part1 Dr. Eudes Gondim Jr
講演3(60分):安全で効果的な根管形成法 寺内 吉継 先生
講演4(60分):Bioactive材料の科学的根拠に基づいた「手法」と「症例」 Part2 Dr. Eudes Gondim Jr
講演5(60分):リトリートメントのいろは 寺内 吉継 先生
講演6(60分):専門医にとっての外科的歯内療法の位置付け 石井 宏 先生
演者
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