#2 不可逆性歯髄炎に断髄を行うとなぜ治癒するのか?
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今回もタイトルの通り非常に興味深く、内容の濃い講演動画となっております。
症例は27歳男性、右下6の詰め物が取れたと来院。前回同様臨床症状はありません。
レントゲンを見ると近心根の根尖部に炎症を認めるような所見がありました。
抜髄のことも頭に入れながら治療を進められ、出血のコントロールをきっちり行い、その下の歯髄の状態を確認していきます。
その際に重要な診査がありますので、そのポイントとともに是非動画でご確認ください。
今回は、理由があり断髄となりました。2年後の経過も良好です。
前回では、臨床症状だけでは、健全歯質の指標とならないことをご解説いただいておりますが、今回は炎症の強さだけでは、保存
可否の指標とならないことをご説明していただいております。
どのように歯髄が壊死していくのか、炎症がどのように広がるのか。Ricucciらの論文を中心に、歯髄の炎症の広がり方をわかりやすく
ご解説していただいておりますので、過去の考え方との違いがよく学ぶことができます。そして、根尖周囲に炎症所見を認めるのに
断髄がなぜ上手く行くかをYamasaki1994らの報告をもとにご説明していただきました。
治る歯髄を見極めるために、必要な情報を惜しげなく開示してくださっていますので、是非動画で内容をご確認ください。
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