Doctorbook academy

    • 00:39 〜 クリアコレクトの症例解説(ケース6)
    • 03:04 〜 常盤先生による解説
    • 04:08 〜 アライナー矯正の特性
    • 06:25 〜 前歯のアンフィット症例
    • 07:41 〜 臼歯離開のリカバリー解説
    • 12:44 〜 クリアコレクトの症例解説(ケース7)
    • 14:37 〜 常盤先生による解説
    • 18:29 〜 クリアコレクトによる全顎の症例
    • 20:24 〜 まとめ
  • アライナー矯正を導入する際に最も気になるのは「適用できる症例かどうか」という点ではないでしょうか。
    この講義では最初に、31歳女性、22の反対咬合と下顎前歯歯列不正が主訴の症例解説をいただきました。
    主訴の改善はうまくできたが、臼歯部の咬合があまくなってしまった症例です。
    常盤先生のご経験では「どのアライナーを使用しても多くの症例に認められる」そうです。クリアコレクトは少ない方ではあるものの、アライナー矯正の特性上、臼歯部の圧下は起こり得ると述べられています。
    また、アライナー矯正はチェアサイドでの微調整ができないため、リカバリーできるテクニックを学ぶことも大切です。

    次に臼歯離開だけでなく、前歯のアンフィットに関する症例写真をいくつか紹介いただきました。
    矯正治療に関する基本的な知識とアライナー矯正の特性を把握しておく必要があるため、多くの臨床医が頭を抱える問題といえるでしょう。
    その上で、臼歯離開のリカバリーについて常盤先生より詳しい解説をいただきました。
    代表的な方法として、以下のような方法があります。

    • 1.挺出アタッチメント                            
    • 2.バイトランプ                            
    • 3.アップ&ダウンエラスティックによる臼歯の挺出                            
    • 4.アライナー臼歯部咬合面を削合調整し、前方部の咬合接触を強めることにより、臼歯部の挺出を促す      

                         
    中でも効果的な方法は、3番のアップ&ダウンエラスティックによる臼歯の挺出であると述べられています。
    その他のリカバリー方法や失敗例などについても詳しい解説をいただき、日ごろの臨床で参考になるご意見をいただきました。

    続いて、22歳女性、空隙歯列が主訴の症例を解説いただきました。
    約10カ月で改善が認められたものの、臼歯部の離開が認められ、リカバリーして改善した症例です。
    セットアップ上ではスムーズな改善が見込まれますが、臼歯離開までを視野に入れて修正する必要があることが分かります。
    こうした問題点を踏まえた上で、さらに気を付けるべき点として「後戻り防止」について解説いただきました。
    矯正治療で歯を動かすことは案外簡単ですが、動かした歯を安定させることは難しいです。
    バクシネーターメカニズムや歯槽基底論を意識して歯列を並べることが、いかに大切であるということが分かります。

    クリアコレクトは前歯の矯正を得意としていますが、全額矯正にも十分な対応力があります。
    最後に全顎症例ご紹介いただきましたので、ぜひ参考にしてください。
    今回の講義はアライナー矯正の導入を検討している歯科医師のみなさんにとって、とても有意義な講義になったのではないでしょうか。

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