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2023年2月8日(水) 公開

EMATの高周波通電を応用した「感染根管処置」を解説 #3

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    • 00:00 〜 未切削領域 Uninstrumented area
    • 01:21 〜 症例1 ~慢性根尖性歯周炎~
    • 04:35 〜 高周波通電による細菌の焼灼効果
    • 06:15 〜 EMATの流れ
    • 08:33 〜 感染根管の通電方法
    • 09:27 〜 症例2 ~慢性根尖性歯周炎~
    • 12:00 〜 症例3 ~急性根尖性歯周炎~
    • 14:30 〜 症例4 ~急性根尖性歯周炎、歯性上顎洞炎~
    • 16:58 〜 症例5 ~慢性根尖性歯周炎~
    • 19:12 〜 臨床応用研究「76根管を対象にした成功率」
    • 20:17 〜 感染根管内のアドバンテージ
    • 22:03 〜 症例6 ~最新のEMAT治療 急性根尖性歯周炎~
    • 25:43 〜 実際の治療方法
    • 27:35 〜 高周波通電のこれからの期待
    • 28:03 〜 乳歯・歯槽提保存術の応用
    • 29:08 〜 まとめ
  • *2022年4月21日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    Session2ではHFCを応用した「抜髄」と「未穿通根管処置」の実際の臨床応用を富永先生にお話していただきました。
    HFCを応用した感染根管処置の6症例と治療の流れや、通電方法を紹介していただきます。
     
    根管治療を繰りかえしても全く症状が変わらない、あるいは仮封したら痛みが出る→解放したら痛みがなくなる。
    それを繰り返していくうちに「自発痛が出てしまった」というような症例を経験したことはあるでしょうか。
    EMATは根尖病変を消失・縮小する成功率が97.3%と高く、骨の再生を活性化する能力があるということがわかっています。
    感染根管内におけるHFCの使用は3つの利益をもたらすことがわかるでしょう。
    1.アクセスできない根管内の感染物質の焼灼
    2.根尖孔の感染物質の焼灼
    3.根尖外の感染物質の焼灼
     
    以上3つを根尖性歯周炎の6症例で詳しく解説していきます。
    1つ目の症例では、左上2番に5~7mmの根尖病変が認められますが、従来の根管形成と貼薬をしても症状は改善しませんでした。
    そこで非切削領域である「根尖病変」と「歯根外表面」にも通電したところ根尖病変が消炎しました。
    根尖外に通電を行って消炎したということは、感染源の大本は根尖外にあったと考えられます。
    8か月後のデンタル写真では、ほとんど根尖病変が消失している状態であることがわかるでしょう。
     
    2つ目の症例では、左上2番に側枝と根尖病変が見られます。
    こちらの症例も通常の4回の根管処置では症状が改善されなかった為、「根尖孔」と「側枝」にHFCを行いました。
    1年5か月後のデンタル写真では、歯槽硬線が見られるようになるまで治癒した様子がご覧いただけます。
     
    3・4・5の症例も同様に通常の根管治療では改善されなかった症状が、非切削領域にHFCをしたことで、どれも改善しています。
     
    最後の6つ目の症例では、右上2番の歯根端切除が必要になるような症例にもHFCを行い、ほとんど非外科的に治しています。
    「根管内」「根尖孔」を通電し、根充をしたのち、ガイドを用いて根先端3mm程度を切開し、骨を穿孔して嚢胞壁を掻把しました。
    出血を確認したのち、生理食塩水で洗浄し、直接「掻把した所から」HFCを5回行っています。
    2年6か月後のデンタル写真では、歯槽硬線が見られるようになりました。
    4年3か月後のデンタル写真とCTでは、大部分の骨が再生していることがわかります。
    従来の治療では外科的治療が必要になる症例でも、EMATは非常に成功率がいいと富永先生は教えてくださいました。
     
    このようにEMATは従来の機械的・化学的根管清掃を超越した物理的な根管清掃方法であることが理解していただけるでしょう。
    従来の常識を覆す、新規の歯内療法をぜひ動画でご覧ください。

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