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2023年4月5日(水) 公開

医療における「失敗」とは?~事前の審査・診断が大切な理由~│相宮 秀俊先生 #2

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16,500円〜(税込) (プレミアム会員 13,200円〜(税込))
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    • 01:38 〜 医療における失敗とは
    • 03:09 〜 インプラント治療に対する患者の不安要素について
    • 05:27 〜 顎口腔系を健康に保つために各ライフステージにおけるインプラント治療の役割と注意点
    • 06:20 〜 症例1 先天性欠如を伴う患者に対するインプラント治療
    • 11:41 〜 治療方針の決定
    • 15:42 〜 最終補綴物の装着
    • 16:36 〜 セファロによる術前・術後の評価
    • 18:53 〜 反省点・原因
    • 20:33 〜 症例2.テトラサイクリン歯、叢生を伴う下顎前突症の咬合再構成の症例
    • 22:37 〜 欠損の進行リスクと利用によって抱える問題点
    • 23:55 〜 欠損の進行リスクと治療によって抱える問題点
    • 25:50 〜 フィクスチャー破折までのストーリーを振り返る
    • 27:49 〜 フィクスチャー破折とその対応法
    • 32:05 〜 インプラント埋入に関して注意すること
    • 34:02 〜 症例3.60代女性、左上が揺れることが主訴で来院した症例
    • 37:59 〜 ガイデッドサージェリーの注意点
    • 40:22 〜 ガイドを用いた埋入時の注意点
  • *2022年9月29日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    「失敗症例に学ぶ」というテーマから、相宮秀俊先生に失敗についての考え方やインプラント治療における失敗事例について解説いただきました。
     
    医療における失敗は、成功につながる学びの場とする考え方もありますが、致命的な失敗は大きな問題です。そのため、適切な診察や診断を行い、適切な治療方法で治療を進めることが重要です。
     
    インプラント治療は、患者にとって不安な治療の1つと言えます。しかし、不安を取り除きつつ、顎口腔系の健康を保つためのインプラント治療を提供することが必要です。
     
    先天性欠如を伴う多数歯のインプラント治療については、年齢を考慮して矯正とインプラント治療を適用することが適切な治療戦略とされています。
    治療計画を綿密に立て、低侵襲でシンプルなインプラント治療と外科手術を伴わない矯正治療を組み合わせることで、術後8年まで良好な状態を維持できることが示されています。
    この症例から、矯正医との綿密なコミュニケーションが重要であることが分かります。
     
    次に、テトラサイクリン歯、叢生を伴う下顎前突症の咬合再構成の症例について説明します。この患者は、歯列、咬合、審美面の良好さに不満を持っており、歯を削らない方法で治療を希望していました。
    欠損の進行リスクを全顎的視点から考慮し、矯正治療を終えた後に、機能回復と色調改善のために補綴治療を行いました。
    しかし、術後5年後にインプラントが破折してしまいました。
    この失敗から、原因と反省点を振り返り、患者さんに適切なアドバイスを行うことが必要です。
     
    最後に、60代の女性患者の症例を紹介します。
    彼女は、左上の歯牙が動揺していることを主訴に来院しました。
    揺れている歯の治療においては、ガイデッドサージェリーを活用してインプラント治療を行う場合でも、術中のタイミングで検査することが必要です。
    しかし、ガイドを過信せず、臨床で培ったアナログな感覚も重要であることを忘れてはいけません。
    QOL向上を目的とした寄り添った治療を続けることが、クレーム防止につながります。
     
    次に、60代の女性で左上が揺れていることが主訴で来院された方の症例です。
    来院されてから海外へ向かう予定があったため治療を先送りにしたものの、脱離したため治療をスタートさせています。
    ガイデッドサージェリーを活用してインプラント治療でも、術中のタイミングを見て検査することが大切であるとお話されました。
    ガイドを過信せず、日ごろの臨床で得たアナログな感覚も大切であることが分かるのではないでしょうか。
     
    術中・術後の状態が患者さんと歯科医師の望みであり、状況によっては難しいこともあるでしょう。
    しかし、臨床は患者さんのQOL向上が目的であり、寄り添った治療を続けるとクレームにつながることは少ないとお話されました。

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