根管治療における感染根管の洗浄方法とバイオフィルム除去について #3
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*2022年4月19日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
感染根管内の細菌を減らすには、どのような器具で拡大し、洗浄を行えば良いか答えが見つからず困っている先生もいらっしゃると思います。
本動画では、そのような疑問を研究結果をもとに丁寧に解説していただきます。
例えば、ニッケルチタンファイルで40号まで機械的に拡大し、次亜塩素酸で洗浄し、治療前後の細菌数を比較した研究では、治療後は細菌数が大幅に減少し、ほとんど細菌が根管内からなくなるという結果が得られました。
また他の研究では、次亜塩素酸と生理食塩水とでは有意な差がみられますが、5%次亜塩素酸と1%次亜塩素酸で感染根管を洗浄した結果、次亜塩素酸の濃度の違いによる治癒の変化はないと報告されています。
宮下先生は様々な研究結果をもとに、拡大や洗浄に何を用いるかが大事なのではなく『機械的な拡大と洗浄する』という行為自体が重要であると仰います。
また、根管内の細菌を考える際、根管にくっついている細菌とくっついていない細菌とで分けて考えることで治療方法が変わると仰います。
根管治療をする際、天蓋除去後、切削物で口腔内が汚れるので、患者様にうがいをしてもらうことがあると思います。
うがいによって根管の中に口腔内の細菌が入るのを不安に思われる先生もいらっしゃいますが、感染は憎悪してしまうのでしょうか?
うがいによって根管内に入る細菌は” 根管にくっついていない細菌”なので洗浄だけで、容易に取り除けます。
次亜塩素酸などで洗浄すれば簡単に完全に除去できるので問題がないということです。
では” 根管にくっついている細菌”はどうでしょうか?
根管の感染を除去するとは、実は根管内のバイオフィルムを除去することです。
バイオフィルムはそこに細菌がいるだけではなく、細菌の塊全体が外側をゼリー状のもので囲まれているため外からの刺激を受けにくく、治療が難しいといった問題があります。
本動画では根管内のバイオフィルムが作られる場所や除去にはどういった方法が必要かをわかりやすく解説していただきます。
ペリオやカリオロジーでも問題視されているバイオフィルムについて、生態も含め理解できる内容となっています。
ぜひご覧ください!
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