インプラントにおけるアバットメント~粘膜貫通部を再考する~ #1
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*2022年6月12日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
この講義では、インプラントにおけるデジタルの活用について解説いただいています。
デジタル化しつつあるインプラント治療ですが、基本的には医師が設計した計画をいかに忠実に再現できるかが重要だと述べられました。
インプラント治療における支台歯は、多くの医師がシビアに形成する部位でもあります。
最初の症例では、とても興味深い支台歯のような形をしたアバットメントの紹介です。
写真からは、メタルのアバットメントを装着することによって起こる「アンブレラ効果」が確認できます。
アンブレラ効果とは、患者様も気になるであろう歯頚部のメタルの透過を指します。
そこで「どうにかならないか」と感じられた墨先生は、陽極酸化を活かしたアバットメントを作成されました。
粘膜色のアバットメントは患者様の粘膜とよく馴染み、歯頚部のメタル透過も見られません。
ただし、陽極酸化をして粘膜色に変化したアバットメントであっても、健全な歯周組織であることが大前提であると述べられました。
その後、4年間の経過観察を経て、アメリカのインプラント学会(Academy of Osseointegration)で、術式を発表されました。
その結果、Best Presentation Awardを受賞され、陽極酸化を活かしたアバットメントの有効性が認められています。
デジタル化が進む歯科医療ですが、アナログなものを活かせる場合もあれば、デジタルをフル活用するほうがいい場合もあります。
たとえば、CTを起点に考えると今回のテーマでもあるインプラントはデジタルの恩恵をたくさん受けています。
しかし、墨先生は「デジタル化に頼りすぎるのは危険だ」とも考えられています。
ソフト上で作成したインプラント治療計画などは、あくまでもバーチャルであり、実際の人体に当てはまるかどうかは不明な点が残ります。
そのため、デジタルはアナログで得た経験と知識がないと、うまく使いこなせないのではないかと述べられました。
次に、空隙歯列が気になる方、右下3・4の欠損が気になる方の症例を紹介します。
CT撮影を行い確認してみると、それぞれの原因や精密な治療計画、シミュレーションを作成することができます。
このように、CT撮影ができなかった時代では正確性に欠けていましたが、デジタルの恩恵を受けることにより包括的な治療が可能になります。
墨先生は、デジタルをうまく活用するためには、アナログでの診断がしっかりできていることが重要であると述べられました。
次に、インプラントにおけるデジタルの活用について解説いただきました。
最初にデジタル印象採得について、精密な印象採得のための「Primescan」活用法を紹介いただきました。
例えば、鋳造修復が大変な5歯連結クラウンでは、スピーディーかつ精密な印象採得を可能にしています。
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