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2023年5月12日(金) 公開

粘膜貫通におけるクラウンとアバットメントの形成について #2

価格
11,000円〜(税込) (プレミアム会員 8,800円〜(税込))
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    • 00:17 〜 Dental Implantについて
    • 01:20 〜 トップダウントリートメントとは
    • 03:31 〜 インプラントとは
    • 09:22 〜 インプラントの上部構造について
    • 11:22 〜 カスタムアバットメント
    • 15:32 〜 金合金アバットメントの危険性について
    • 17:13 〜 キャストデザインについて
  • *2022年6月12日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    前回に引き続き、インプラントにおけるデジタルの活用について解説いただきました。

    今回は、粘膜の貫通部分について再考していきます。
    デンタルインプラントは、体内と体外が交錯しているような状態のものであります。
    トップダウントリートメントで「この位置にクラウンを設置する」と治療計画を立てて、インプラント治療を設計します。
    しかし、そもそも「トップダウントリートメント」とは一体なんなのか、しっかりと理解しておく必要があります。
    ここでは、トップダウントリートメントの基本的なおさらいと、インプラント位置との関係性について詳しく解説いただきました。

    次に、トップダウントリートメントについて理解が深まったところで、「インプラント」とは何なのか深堀りしていきます。
    墨先生は、インプラントとは「欠損補綴においてのレストレイティブである」と述べられました。
    さらに、医科におけるインプラントデバイスは、すべて交換・あるいは付け替えが当たり前になっていると解説されました。

    歯科で扱うインプラントは、粘膜を貫通して骨内にありながらもしっかりと機能しなくてはなりません。
    骨内で正常に機能させるための根拠には色々ありますが、まずは上部構造であるクラウンの部分から解説をいただきました。

    保母 須弥也先生が書かれた「Cast Gold Preparation」には、形成の基礎が記載されているため、多くの先生方の参考になるのではないでしょうか。
    基本的な形成の方法を基礎から学んでおくと、どのような症例にも応用が利くでしょう。

    クラウンというのは、力学的にも鋳造的にも強度が高いのは「一層削除型」であると述べられました。
    アバットメントに関しても「一層削除型」を目指したいところですが、既成のものでは難しいのが現状です。
    そこで、天然歯の機能と外観を再現するための選択として、カスタムアバットメントを作るのが最良の選択でしょう。

    これまでは、費用は少しかかるものの、金合金であれば安易に作成できるため多様されていました。
    しかし「金合金」でのアバットメントに疑問を持たれた墨先生が一通り調べられ、以下のような結果がでました。
    UCLアバットメントができたすぐの頃から、金合金アバットメントは危険であるという論文が数多く発表されていたようです。
    金合金(ゴールド)はイオン活性が高いため、その周りにプラークが溜まりやすく口内環境を悪くする悪循環を生んでいたのです。

    次回は、金合金アバットメントとジルコニアアバットメントを比較し、それぞれの危険性やメリットについて解説いただきます。

次のエピソード

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