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2023年5月12日(金) 公開

アバットメントはメタル・ジルコニアのどちらが有用? #3

価格
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    • 00:10 〜 ジルコニアアバットメント
    • 06:54 〜 チタンアバットメントの懸念
    • 07:53 〜 粘膜貫通部を考える 
    • 09:55 〜 上部構造製作スペースについて考える
    • 12:49 〜 クラウンの厚みについて
    • 17:11 〜 天然歯とアバットメントの違い
  • *2022年6月12日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    前回に引き続き、インプラントにおけるデジタルの活用について解説いただきました。

    前回は金合金のアバットメントの危険性について解説いただきましたが、近ごろでてきているジルコニアはどうでしょうか。
    ある症例では、チタンのアバットメントにジルコニアのクラウンを装着したところ、黒い煤のようなものが確認できました。
    また別の症例では、インプラント内にジルコニアのアバットメント残った状態で破折しています。
    原因を調べるために、ジルコニアとチタンの接合部分を確認すると、点状にチタン表面に食い込んでいることが分かりました。
    そのため、点状に食い込む状態で接合するジルコニアは、本来の設置予定部分までしっかり沈み込まないことが予想されます。

    ここまでの内容を整理すると「やはりチタンがいいのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
    その通り、チタンインプラントとチタンアバットメントでは「ゼロギャップ」の実現が可能になります。
    セロギャップではすべての生物・体液が入り込む余地がないため、非常に優れているといえるでしょう。

    唯一、チタンアバットメントで懸念されるのは「修復治療に用いられる他のマテリアルとの親和性」です。
    ただし、作用を起こすのはあくまでもクラウンの内面であり、外面に何かしらの影響を起こすことは考えにくいでしょう。

    次に、粘膜貫通部について解説いただきました。
    再考する際のポイントは、大きく以下の3つに分けられます。
    ・軟組織構成要素(接合上皮、結合組織)
    ・辺縁骨の保護
    ・垂直的安定化
    粘膜貫通というのは、インプラントと天然歯ではまったく異なるため、それぞれよく理解しておく必要があるでしょう。
    ここでは、それぞれの粘膜貫通、インプラントの粘膜貫通について詳しく解説いただきました。

    次に、上部構造製作スペースについて解説いただきました。
    コンベックスの状態ではメンテナンスが行いにくいため、凹の状態であることが大切だと述べられました。
    プロービングが行われない形態は、中の状態が把握できないため長期的なインプラント治療には不向きであることが分かります。
    その他、クラウンの厚みやクラウンのためのアバットメントなどについても詳しく解説いただきましたので、ぜひご覧ください。

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