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歯性上顎洞炎は、耳鼻咽喉科の疾患である副鼻腔炎と歯科の疾患である齲歯および歯周病の間にある疾患です。
歯性上顎洞炎は、古くから認識されている疾患であるものの、本邦には、歯性上顎洞炎の治療ガイドラインはありません。
耳鼻咽喉科と歯科の両方から、治療を行う必要がある場合もあり、医科歯科連携が診療上重要になります。
鼻性と歯性の原因の両方を鑑別して治療をする必要があります。治癒せず経過することによって、眼窩内膿瘍を合併する症例もあります。
細菌培養検査を行い、抗菌剤を使用することを提唱されています。
検査方法としては、パノラマX線検査が主流でしたが、現在ではcone-beamCTが有用とされます。アレルギー性鼻炎や副鼻腔腫瘍との鑑別が重要になります。
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