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みんプレ限定
2023年10月18日(水) 公開

02. 撮影の目的と規格 その2



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    ・規格性のある12枚法


    【おさらい】
    12枚法では、正面観、側方面観、咬合面観、前歯部舌側、臼歯部舌側を撮影します。

    まず、正面観の規格性についてお伝えします。
    ・正中が写真の中央に垂直にあります
    ・咬合平面が写真の中央に水平にあります
    ・口角が左右均等に引かれていて、口唇が写り込んでいません
    ・口腔前庭まで見えています
    ・患者さんにカチカチと噛んでもらった状態の、中心咬合位であること

    次は、側方面観です。
    ・咬合平面が写真の中央に水平にあります
    ・上下の口腔前庭の隙間を揃える事で、咬合平面が写真の中央に水平に映ります
    ・患者さんにカチカチと噛んでもらった状態の、中心咬合位で噛んでいます
    ・最後臼歯部の後方まで写っています

    次は、臼歯部舌側です。
    ・歯頚部が写真の中央に垂直にあります
    ・最後臼歯部から小臼歯までが写っています

    次は、前歯部舌側です。
    ・正中が写真の中央に垂直にあります
     前歯に叢生がある患者さんの場合、前歯の並びに惑わされず、正中を写真の中央にするよう注意しましょう。
    ・口角が左右均等にひかれていて、口唇が写り込んでいません

    最後に、咬合面観です。
    ・正中が写真の中央に垂直にあります
    ・ミラーの縁と左右臼歯部との隙間を一定にします
    ・口角が左右均等にひかれていて、口唇が写り込んでいません
    ・最後臼歯部の後方まで写っています

    このように、規格性がある写真とは、余分なものを写さずに左右均等に写っているということです。
    規格性のある写真を撮るためには、まずは正しく撮れている口腔内写真をたくさん見て、正しい構図を頭に入れることから始めましょう。
    正解が頭に入っていれば、間違いに気付きやすく、撮影する時に自分で修正できるようになります。

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