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2024年4月2日(火) 公開
移植歯の経過 - 移植後、歯頚部外部吸収が見られた症例丨吉岡隆知先生の症例解説_#2
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本動画では、吉岡隆知先生の自家歯牙移植症例をご紹介いただきました。
44歳の女性が右下7番の抜歯後、その空隙に右下8番を移植した症例です。
この治療は、当初5年間は順調な経過を見せていましたが、時間が経つにつれて、遠心歯頸部に外部吸収の兆候が見られるようになりました。
この外部吸収に対して、CR充填治療を施しましたが、近心部にも同様の問題が発生しました。
現在は、特に症状がないため経過観察を行っていますが、これ以上の治療オプションがない状態です。
この症例は、自家歯牙移植の予後が必ずしも良好とは限らないこと、そして治療後にも予期せぬ合併症が生じる可能性があることを示唆しています。
インプラント技術の進歩により、将来的には移植が選択される症例はさらに限定的になる可能性があります。
インプラントの予後の信頼性が向上し、より多くの臨床症例で優先されるようになることが予想されるためです。
歯科医療の進化に伴い、治療選択肢の優先順位も変わってくるため、常に最新の知見をもとに最善の治療計画を立てる必要があります。
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