Doctorbook academy

    • 00:11 〜 概要
    • 01:52 〜 根管治療開始
    • 02:17 〜 レッジ確認
    • 02:49 〜 レッジの原因と対策
    • 05:08 〜 レッジ解消
    • 05:52 〜 まとめ
  • 根管治療において根管口のレッジの扱いと形成には注意する必要があります。

    早速ですが、患者概要です。
    53歳の女性、患歯は上顎左側第二大臼歯、「歯茎が腫れている」を主訴に来院されました。
    口蓋側に瘻孔あり、デンタルにて、近心根に根尖病巣が認められます。
    CTにて、上顎第二大臼歯に時々認められる、近心頬側根が口蓋側まで大きく広がっている形状をしています。
    近心頬側根はMB1とMB2の2根、MB2は未処置で根管治療がされていません。
     
    根管治療を開始すると、口蓋根・遠心根・MB1は元々閉塞しているので通法通りの根管治療、MB2は、根管は見えるのですが、途中でファイルが当たってしまい、入っていきません。
    よく見ると、根管口の遠心にレッジが出来ています。
     
    原因は、根管が根管口付近で湾曲し、遠心からでないとファイルが入らない方向に向いている事でした。
    遠心からのアクセスですと、遠心歯冠歯質もありますし、第二大臼歯遠心にタービン等の器具も入るスペースもないので、プレカーブを付けたり、遠心歯冠歯質を削合する事が出来ません。
     
    さて、MB2にファイルを入れるには、根管口を近心側に広げる必要がありますが、タービン等では大きすぎて入らないので、超音波チップを使用して根管口の上の部分を削合していきます。
    根管の湾曲方向とは反対側に広げることでファイルを入れやすくする訳です。
    #35のファイルが根管口に入るのを確認して、ゲーツグリデンドリルで広げて、近心からもファイルが入りやすくします。
    #15で穿通を確認、クラウンダウン法で根管形成を終了しました。
    尚、遠心側のレッジはそのまま残しています。
     
    根管治療中にレッジが出来てしまった経験を持つ先生は沢山いらっしゃると思います。
    この動画を視聴して、レッジ解消の方法をしっかり学びましょう。

Doctorbook academy

本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。

あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください


Facebook ログインの確認

Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。

Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。 誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。