自由が丘矯正歯科クリニック 院長でいらっしゃいます成田信一先生によるJETシステム矯正に関するご講演です。

成田先生は、JETシステムを使用した10症例を矯正歯科学会で発表し、全症例が臨床指導医の三次審査に合格したそうです。
このシステムは、特に抜歯を伴う治療に効果的だと評価されています。

従来の矯正治療と比べ、JETシステムは歯の移動速度が2〜3倍速いとされています。
ただし、適切な使用には基本的な矯正治療の理解が不可欠です。
 
JETシステムは抜歯の治療にかなり有効だと成田先生は仰っています。
矯正治療で早く効果を得たければ、今まで習ってきたやり方ではだめだそうです。
JETシステムでは、今までの矯正治療より２倍３倍早く歯が動くそうで、間違ったやり方をすると２倍３倍ひどくなっていくと言うこともできます。
なので、基本の矯正治療を理解している先生でないとジェットシステムを利用できないと成田先生は考えています。
従来の矯正治療では、ステップ１レベリング、ステップ２犬歯の遠心移動、ステップ３前歯の後方移動、ステップ４フィニッシングとなります。
しかし、JETシステムでは０ステップという言い方にして、最初から矯正治療に必要な４ステップ全てを行っているとのことです。
 
JETシステムの特徴として、１つ目は「痛みがほとんどない」ことになります。
矯正治療のデメリットとして痛みがあげられますが、食べれない程の痛みがジェットシステムにしてからなくなったとのことです。
ただし、よく噛めるので下顎の大臼歯のブラケットがよく取れてしまうそうです。

２つ目の特徴は「治療期間が短い」ことです。
JETシステムを使用することで、大半の方の矯正治療期間は１年〜１年６ヶ月ほどで終わるそうです。

現象には必ず理由があるので、早く終わるケースには早く終わるだけの原因があり、時間がかかるケースにはその理由があると成田先生は考えています。
全ての原因がわかったわけではないけれども、うまくいくケースとそうでないケースにはその理由があることが少しづつ分かってきたとのことです。
うまくいかなかった症例に対して、なぜうまくいかなかったのか原因を考える必要があると仰っています。